アドベンチャーワールドで暮らすパンダ4頭すべて中国に帰国へ
アドベンチャーワールドは、4頭のジャイアントパンダが、中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へと、2025年6月末頃に帰国します。
4頭が6月末に中国へ
現在24歳の母親「良浜」は、高齢期に差し掛かかっており、高齢のパンダが安心して暮らすための施設や医療体制が整う中国で、ゆったりとした環境で穏やかに過ごすことが、「良浜」にとって望ましいという意見を成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の専門家より受け、帰国することとなりました。
また、その子供たち、8歳の「結浜」、6歳の「彩浜」、そして4歳の「楓浜」については、将来の繁殖を目指しパートナーを探すために中国に帰国します。
帰国時期は、パンダに負担の少ないよう、比較的気温の涼しい6月を予定。出発前に隔離検疫を行うため、出発前の約1か月間はガラス越しでの展示となります。
アドベンチャーワールドでのパンダが0に
1994年から日中双方で現在進行中のジャイアントパンダ保護共同プロジェクトは、契約期間が満了となり、ジャイアントパンダの帰国が決定。
アドベンチャーワールドでは、2023年3月にジャイアントパンダファミリー大黒柱の永明と、桜浜・桃浜が帰国しました。さらに4頭の帰国が決まり、アドベンチャーワールドで暮らすジャイアントパンダはいなくなります。
日本で暮らすジャイアントパンダは、上野動物園の2頭だけになりますが、上野動物園も2026年2月に返還期限を迎えます。
アドベンチャーワールドは「私たちは、共同プロジェクトの継続を強く願っており、ジャイアントパンダの保護のためにさらなる貢献をするため、その実現に向けて中国側と協議を続けて参ります」とコメントしています。