震災30年の神戸でオリックス曽谷龍平が自身最多タイ7勝目狙う、ロッテ種市篤暉は神戸初登板
6勝3敗、防御率3.11の曽谷
オリックス曽谷龍平が4日のロッテ戦(ほっともっとフィールド神戸)に先発する。今季は12試合に登板してチーム最多タイの6勝(3敗)、防御率3.11。昨季にマークした自身最多の7勝に早くも王手をかけている。
左腕から繰り出すキレのいいストレートは平均148.5キロ。鋭いスライダーとフォークを中心に組み立て、安定した投球を続けている。
ロッテとは今季初登板だった4月2日に対戦。6回4安打1失点(自責0)で勝ち投手となった。リーグワーストのチーム打率.223、リーグ5位の199得点とロッテ打線は元気がないだけに、立ち上がりに注意して自分のペースに持ち込みたい。
今年は阪神・淡路大震災から30年。4日は「神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE 30th~」と題して、ブルーウェーブ時代のユニフォームで戦う。2000年生まれの曽谷は震災を経験していないが、神戸に根差した球団の勝ち頭として負けるわけにはいかない。
2勝4敗、防御率3.36の種市
一方、ロッテは種市篤暉が先発する。今季は11試合に登板して2勝4敗、防御率3.36。一昨年に10勝、昨年は7勝を挙げたが、今季は4月23日の西武戦以来、勝利の女神から見離されている。
とはいえ、6月は4試合に投げて防御率2.60。前回27日のソフトバンク戦も勝ち星こそつかなかったものの、7回4安打1失点と好投していた。先発としての役割は果たしている。
オリックス戦は2戦1敗、防御率4.50。ほっともっとフィールド神戸は初めてのマウンドのため、アジャストできるかもカギを握りそうだ。
チームは最下位に低迷するが、交流戦は10勝8敗で勝ち越し。オールスターまでにできるだけ借金を返すためにも種市の右腕に期待がかかる。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-楽天・早川隆久(エスコンフィールド)
ソフトバンク・L.モイネロ-西武・武内夏暉(みずほPayPay)
【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織-広島・森下暢仁(東京ドーム)
DeNA・A.ケイ-阪神・村上頌樹(横浜)
中日・大野雄大-ヤクルト・P.ランバート(バンテリンドーム)
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記事:SPAIA編集部