健康にするための「薬」が病気を招いている?!【眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話】
健康にするための「薬」が病気を招いている?!
クスリは「毒にも薬にもなる!?
日本では処方薬や市販薬など身近に薬があふれ、安易に用いられていますが、そもそも薬は特定の臓器にだけ作用するものではありません。血液にのって症状とは関係のない細胞にも効いてしまいます。これが二次的な薬の作用「副作用」です。
特に高血圧や糖尿病などの慢性疾患に対して、薬の長期服用は危険を伴います。薬は「頓服薬」といって、症状が出たときに飲むのが基本で、常用するようにはつくられていないからです。長期服用で慣れれば効果は薄れ、さらに強い薬が必要に。その繰り返しが副作用のリスクを高めます。
こうした悪循環を生んでいるのが、病気を根本とくから治す「根本療法」よりも、目に見える症状だけを抑える「対症療法」に偏った現代医療です。
例えば、脳卒中や心臓疾患の患者さんには、血管の破れや詰まりを防ぐ薬が処方されます。しかし、これらの病気の根本原因は血管が硬くなること。つまり、血管を柔らかくしなやかにしなけれ根本解決にならないわけです。血管が硬いままではいつまでたっても症状は改善されず、患者さんは永遠に薬を飲み続けることになります。
こうして必要以上の薬の成分が長期にわたって蓄積すれば、それを排除する機能も追いつきません。負担に耐えきれない体の悲鳴が副作用となっ表われるでしょう。「薬が体を蝕む」という皮肉な現実が起きています。
薬は症状を抑えるだけで、根本から治してはいない
日本の死因上位には血管の病気である脳卒中や心臓疾患がある
↓
原因は【血管が硬くなること】
本来ならば…
→ 「なぜ血管が硬くなってしまったのだろう?」を調べて解決するのが根本療法
現実では…
「血圧が高いと血管破けちゃうよ!血圧下げる薬出すね!」
「コレステロール値が高いと血管詰まっちゃうよ。コレステロールを下げる薬出すね!」
→ 血管が硬くなったことで出てきた症状に対処するのが対症療法
薬は健康に悪い?
薬は本来、症状が出てきたときに頓服として飲むもの。
血圧の薬やコレステロールの薬などは一生飲み続けるものではありません。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話 』著:加藤 雅俊