「冬将軍の失恋」気象予報士が描く物語には、天気予報で伝えたいメッセージが込められていた
「天気を味方にすると、暮らしはもっと快適になる！」をテーマに、HBCウェザーセンターが毎日の生活に役立つお天気情報の”見方”をお伝えしている連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」。
今回は番外編。児玉晃（こだま・あきら）気象予報士が描くイラスト盛りだくさんでお届けするシリーズ第2弾です。
1枚目からツッコミどころ満載です。
前回の記事では、インパクトのあるイラストには実は命と暮らしを守るメッセージが込められている…ということをご紹介したのですが、日々の天気予報でイラストを描くうちに、物語まで生まれてきました。
児玉気象予報士のイラストのファンはHBC社内にも多く、番組のテロップを作っているプロのデザイン担当者が、イラストを組み合わせてアレンジした合作もあります。
児玉気象予報士が描く、お天気劇場にご案内します…。
児玉気象予報士の天気予報では、よく季節を擬人化したキャラクターたちが登場して解説しています。
こちらは、春を擬人化した「ハルさん」です。
奥にいるのは「ナツさん」。夏日になったのでしょうか、ナツさん主催のロックフェスで盛り上がっていますね。でも、なぜまだ雪だるまもいるのでしょうか…。
冬将軍です。「ハンドパワー」が何を表現したいのかはわかりません。
季節のキャラクターたちは、天気予報をいつもわかりやすくしてくれます。
たとえば、ナツさんが目覚めた…ということで、これから夏に近づき、気温が上がっていくことを解説するなど。
ただ、意味がわからないキャラクターもよく登場します。
宇宙人シリーズ
なぜか、宇宙人がよく登場するんです。
こちらのイラストを見ると、地球が征服されているように見えるのですが…
タイトル「宇宙人もサクラ好きだよね～」って…穏やかですよね。地球人と宇宙人はどんな関係性なんでしょうか。
極めつけはこれです。タイトル「手を取り合いコスモを作ろう」。
児玉ワールドでは、いったいどんな物語が繰り広げられているのか…。
実は深い意味が込められていることも
この記事で初めて児玉気象予報士のイラストをご覧になった方は、混乱されたと思いますが…ちゃんと天気にまつわるイラストも描いています…！
タイトル「冬将軍の失恋」。
冬将軍がハルさんに恋していたという裏設定にも衝撃ですし、ハルさんが選んだ相手が温度計というのも衝撃なのですが、児玉気象予報士からは「好きだから、ハルさんが出てくると季節を戻してみたりと、ちょっかいをかけたくなっちゃうんですね…」との解説が。
たしかにこの頃、やっと気温が上がって暖かくなってきたと思ったら急に寒くなったり、気温が安定せず、服装選びや体調管理が難しかった時期でした。
ただ「気温差が大きいから、日々の天気予報を見て体調管理に気を付けて」と言われるより、「冬将軍の失恋」のイラストを見るほうが印象に残ります。
「どんなきっかけでも、お天気に興味を持ってもらうことが一番」！
日々の天気予報は、快適な暮らしや、命を守るためにも役立ちます。
イラストを楽しみながら、日々の天気予報をご覧いただき、ご活用いただけると幸いです。
児玉気象予報士のイラストがまだまだ見たい方は…ぜひ次回の記事もご覧ください。次回は、もはや天気とは関係のないイラストたちです…。
児玉気象予報士は、6月15日（日）午後7時半～HBCラジオで放送の「したっけラジオ」にも出演し、イラストを通じて伝えたい天気のお話をアツく語る予定です。
イラスト： HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。
文：Sitakke編集部IKU
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月～金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
