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電気バスへの進化!西鉄車体技術の挑戦とは【めぐる福岡!のりものWish】

福岡・九州ジモタイムズWish

春の行楽シーズンに向けて、電車やバスなどの公共交通機関を利用したお出かけの魅力を
紹介する『めぐる福岡!のりもの Wish』。今回は神田謙信リポーターが佐賀県基山町にある「西鉄車体技術」を訪問しました。この工場では、西鉄バスをはじめ、全国各地のバスの修理や改造を手がけています。

工場内では、大型バスの修理や改造が行われているほか、検診車やサファリバス、路面電車のレッカー車など多岐にわたる車体を取り扱っています。手作業で製造している部品もあり、ひとつひとつ丁寧に作業している姿はまさに職人技が光る現場です。

工場の奥へ進んでいくと、西鉄バスの車体を発見した神田リポーター。ちょうどディーゼルエンジンのバスを電気バス(EV)へ改造する作業中ということで、特別に見学させていただくことに。15年走ったディーゼルバスからエンジンや燃料タンクなどを取り外し(写真上)、新たにバッテリーなどを搭載(写真下)。車内も含めるとなんと合計8個のバッテリーが搭載されます。電気バス(EV)に改造されることで、音も静かで排気ガスもなく環境に優しい仕様へと生まれ変わり、運転手からも「モーターになることでスムーズに発進でき、さらに運転しやすい」と好評の声が上がっているそうです。

工場内には「西鉄車体技術」の前身である「西日本車体工業」が30年前に製造した『パジェロバス』(写真上)がEVに改造されていました。“パジェロ”と“マイクロバス”を合体したこのバスはかつて福岡県内で活躍していたもの。手書きの料金表や懐かしいボタンなど、当時の面影を残しつつ、新しい命が吹き込まれています。さらに、宅配便等の配送で使われている小型EVトラックを改造したバス(写真下)も。このバスは車いす利用者にも対応しており、バリアフリー設計になっています。「西鉄車体技術」営業部の登本隆司さんは「今後はこうした小型EVコミュニティバスの需要が増えていっているので、どんどん手掛けていきたいです」と語り、未来への展望も感じられました。

これから迎える春の行楽シーズン。ぜひ公共交通機関でのお出かけはいかがでしょうか?バスに乗った際、運転手さんの後ろに大きな箱があれば、それは電気バスの証拠です♪ぜひ乗車してその快適さを体感してくださいね!

『西鉄車体技術』
佐賀県三養基郡基山町大字長野308-5(本社)

※この情報は、お昼の情報番組「Wish+(プラス)」(2025年2月27日放送、アイタカーリポーター:神田謙信)でお届けしました。

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