国際園芸博 開催2年前 市内外で機運醸成 最新の会場計画も発表
旧上瀬谷通信施設(旭区、瀬谷区)で開かれる「GREEN×EXPO2027」(国際園芸博覧会)。3月19日の開催2年前に合わせた記者発表会やセレモニーが都内や横浜市庁舎で行われ、最新の会場計画などが発表された。
この日は(公社)2027年国際園芸博覧会協会による記者発表会が日本橋三井ホールで開催され、十倉雅和会長、副会長を務める山中竹春横浜市長と黒岩祐治神奈川県知事が2年後に向けた意気込みなどを語った。東京会場との同時配信も行われた横浜市庁舎でのセレモニーには市会議員や市内企業・団体の関係者など150人超が来場。平原敏英副市長や、2027年国際園芸博覧会を成功させる横浜市会議員の会会長の鈴木太郎市会議長などがあいさつした。
出展内定者、続々
この日は会場計画も発表。「テーマ館」では地球を支える植物の”真の姿”を最新の映像と展示技術で伝えるほか、東日本大震災の津波に耐えた陸前高田市の「奇跡の一本松」の根が展示される。また、江戸時代の植木屋や花屋敷などを再現する「園芸文化展示」、瀬谷区を流れる和泉川の源流部の樹木や在来植物を活用しながら庭園を設ける「政府出展」の概要も明らかにされた。
企業がグリーン社会実現に向けた取り組みなどを発信する「Village出展」、庭園や盆栽など多種多様な作品が並ぶ「花・緑出展」の第2次内定者141件も発表。また、「テーマ営業出店」の内定者4件も発表された。