大倉山観梅会 野点、ステージ大にぎわい 「花より団子」も大行列
港北三大祭の一つ、大倉山観梅会が2月22日、23日に開催された。初日が雨天だった昨年よりも大勢の人たちが来場し、八分咲きの梅林と地域の物産を楽しんでいた。
青空の下、地域団体によるステージイベントやスタンプラリーを楽しむ親子連れ、梅の撮影をする人たちなどで会場は賑わいを見せた。例年実施している英理女子学院高校茶道部による野点にも、高校生による点前を堪能しようとする大行列ができた。部長の荻原永遠(とわ)さん(2年)は「初めて野点を体験し、緊張している1年生たちがスムーズに動けるようサポートしました。たくさんの人たちにおいしいと言ってもらえてうれしい」と感想を話した。
飲食の露店や出店ブースでも、開会から人の流れが止まらなかった。会場の玄関口にブースを構えたザ・ニューオークラの木村寿久常務取締役は、試食品のラスクを配りながら、「毎年自分たちも楽しみながら出店しています。梅ドレッシングを試してもらい、地元の梅を楽しんでいってほしい」と笑顔で語った。
大倉山観梅会実行委員会の中森伸明会長は、「行政の他、賛助会員や地元企業、商店街などのご協力により、無事に開催できた。好天にも恵まれ、皆に楽しんでもらえて良かった」と述べた。