地域のつながり文化で作る 長谷川 由美さん(55)(無所属3期)
――2023年4月の統一地方選で3期目の当選。市議会議員を目指したきっかけは。
「学生時代に選挙事務所でアルバイトをした経験などがあり、政治の現場を身近に感じていた。また茅ヶ崎に来て市民活動をするようになり、ここでなら自分がやりたい、文化によるつながりづくりができるのでは、と考えた」
――茅ヶ崎の課題と対策は。
「茅ヶ崎はコロナ後に転入者が増えたが、その分、地域のつながりは希薄になっており、イベント等の担い手不足も顕著。サラリーマンなど平日は地域にいない若い世代の人たちが、地元の課題を『自分事』として考えられる仕組みが必要だ。その入口として文化・スポーツ活動が有効になると思う」
――今後、力を入れたい政策は。
「市は中海岸のプール跡地を県から購入して、今後公園を含む計画が進む予定。『茅ヶ崎海岸グランドプラン』の示す自然、景観に配慮した活用を進めたい」
――リラックス法は。
「大学時代に始めた演劇は、自分とは異なる人になれる感覚が好きで今も続けている。演劇を通じて他者を思いやる力を養い、異なる文化、歴史、風俗を知ることもできた。人前に立って何かを伝える、という議員の仕事にも生きている」