鴨居ファイターズ 50年の節目 盛大に祝う 「地域に応援されるチームに」
鴨居地区を中心に活動する少年野球チーム「鴨居ファイターズ」が50周年を迎えた。2月9日には鴨居小学校で、現役選手、卒業生や保護者、チーム関係者など160人が集い、盛大に祝う会が行われた。
鴨居ファイターズは、「チャレンジャースピリッツ(挑戦者魂)」を基本理念として、「少年野球を通じて礼儀作法を中心に心身とも健全な少年の育成を図る」ことを目的に、1975年に発足。これまでに400人以上の卒業生を輩出し、各大会でも輝かしい成績を上げてきた。
歴代監督も登場
当日は湯浅紀生代表の開会挨拶に続き、鴨居連合自治会の木村赳会長が祝辞を述べた。続いて柳下剛特別顧問があいさつ。「鴨居の名が付く唯一の少年野球チーム。地域に応援されるチームになってほしい」とエールを送った。
乾杯の音頭は前代表で、チームの4代目監督でもある越久田健さん。その後は歴代の写真で作成したスライドショーを放映。懐かしい映像の数々に会場は大いに盛り上がった。また、歴代監督19人のうち15人が出席し、それぞれ当時の思い出などを交えながらあいさつを行った。
現役選手の紹介では、3代目の新ユニフォームに身を包んだ23人の選手が登場。現監督の西村昌也さんから紹介を受けた。その後はお楽しみの時間。最初はTボールに興じる姿を観戦する予定だったが、血が騒いだのかいつしか卒業生も参加。当時を懐かしみながら、子どもたちと一緒に白球を追いかけていた。
閉会のあいさつに立った同チームの4期生で鴨居商栄会会長でもある串田賢司さんは「チームができたおかげで、野球ができるようになった。50年続けてきてくれた関係者の皆さまには感謝しかない」と述べた。
地域と一緒に
現在は鶴見川鴨居河川敷の環境保全を行っている「みどり・川と風の会」と共に清掃活動に取り組んでいるほか、河川敷の草刈りにも従事している同チーム。湯浅代表は「50年の節目を迎えられたことに感謝すると共に、100年続くチームにしていきたい。そのためにも地域と密接につながり、共に歩みを進めるチームを目指したい。入団希望者も募集しています」と話している。