「1月なのにもう春?」札幌の積雪は42年ぶりの記録的少なさ!今週はどうなる?北海道の天気予報/2025年1月27日更新
北海道のあす1月28日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
ここまで積雪が少ない札幌は…42年ぶり!
画像は、27日(月)午後5時時点の札幌の様子です。画面を見る限り、駅前通りには雪が見当たりません。
気温は高いですし、外を歩くと「春?」と思っちゃうほどです。札幌では記録的に雪が少なくなっています。
きょうの最深積雪、最も積雪が深かった時間の値ですが、22センチでした。1月下旬にここまで少ないのは、1983年以来42年ぶりです。ただ、この年の2月は記録的な大雪になったので、今年も油断はできません!
札幌のあす夕方までに降る雪の量は
あす28日(火)夕方までの24時間に降る雪の量です。北東の風に乗って雪雲が流れ込むため、オホーツク海側で雪の量が多くなります。特に宗谷や紋別地方、知床半島周辺の多いところ30センチ前後の大雪になるでしょう。
あす朝は少し早めに起きて、雪かきが必要になりそうです。
1月28日(火)の北海道の天気と気温
では、あす28日(火)の天気と気温です。
稚内やオホーツク海側を中心に雪が降り、ふぶくでしょう。
気温はあすも広く3月並みです。電線や道路標識などへの着雪にも注意して下さい。
では、あすの時間ごとの天気。道央・道南からです。
昼頃にかけて晴れ間があるでしょう。夕方以降は雲に覆われ、道南から湿った雪が降り出します。札幌の夜の雪はちらつく程度でしょう。
道北・空知です。
稚内はふぶきや大雪による交通障害に注意して下さい。名寄や羽幌も午前を中心に雪が降りますが、その他は割合穏やかです。
道東・オホーツク海側です。
オホーツク海側は午前を中心に雪が降り、道北の枝幸では午後も雪や風が強まります。湿った雪で車のタイヤがはまるおそれもあるので、車にスコップなどを積んでおきましょう。
今後の雪かき予報
今後の雪かき予報です。日本海側ではここ10日間くらいまとまった雪が降っていませんが、今週は日本海側で雪が降る「冬らしい天気」が戻ってきます。
特に水曜から金曜は局地的な大雪になるおそれがあるので、今後の情報もご確認ください。札幌でも軽い雪かきが必要です。
1月28日からの北海道の週間天気予報
では、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日本海側では水曜の午後から雪が強まり、オホーツク海側でも木曜日は再び積雪が増えるでしょう。最高気温は0度前後で湿った雪になります。落雪や路面状況の変化、なだれに注意して下さい。
つづいて、太平洋側です。
函館や千歳周辺で雪が降りますが、大雪になる可能性は低いでしょう。木曜日頃から寒気が流れ込み、週末は寒さが戻りそうです。
1月28日の札幌の朝昼晩の天気
では、あすの札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすも真冬とは思えないような穏やかな天気です。雲は広がりますが、日中は大きな崩れはありません。夜は雪のちらつく時間があるでしょう。気温はあすで10日連続プラスになって、ザクザク路面が続きそうです。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※27日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU