政権を担当するために必要な能力とは?
3月28日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは「もし政権交代した場合、野党に外交能力はあるのか」というテーマで、ノンフィクション作家の常井健一氏に話を伺った。
常井健一「本題に入る前に、基本的なイメージを共有したいと思っていまして」
鈴木敏夫(文化放送解説委員)「はい」
常井「なぜ政権担当能力として外交能力が必要とされるのでしょうか、と」
長野智子「うん」
常井「近くに新聞があるリスナーさんはちょっと開いてほしいんですけども、首相動静って、毎日事細かに出てますよね?」
長野「はい」
常井「あれ、よく見ると、平日はいま必ず岡野国家安全保障局長、船越外務次官と会っているんです」
鈴木「あぁ〜!」
常井「あと外国人の名前が出てきて、まぁ、外国の要人ってことですね。だから、総理の1日の中で3分の1は外交絡みの面談なわけです。つまり、総理大臣の仕事っていうのは、実際は3割が外交なんですよ。いきなり『トランプと今日、電話会談です』、『いまマクロンから連絡が入りました』となると、その時に堂々と日本の立場を示せる準備ができない政治家がリーダーになってしまうと、すごく迷走するんですよ」