NPO法人ぷかぷか 「でんぱた」が移転、開所 製造品の販売も予定
NPO法人ぷかぷかが運営する生活介護事業所「でんぱた」(魚住亮施設長)が青葉区田奈町から鴨志田町66の1(環状4号線沿い/鴨志田東交差点そば)に移転、開所した=上写真。10月12日にはお披露目の会も行われ、110人の近隣住民や関係者が訪れた。
2020年5月に開所し、知的障害のあるメンバーが日中を過ごしている同事業所。現在は19人が利用中だ。でんぱたの名の通り、田んぼと畑での農作業が活動の中心で、たちばな台の農地を借りてさまざまな野菜を栽培している。元々事業所があった田奈町から農地まで距離があって不便だったため、農地まで徒歩で行ける場所への移転を決めたという。
新しい事業所は2階建てで延べ床面積は約240平方メートルに拡大。調理室も設置されたことで自ら栽培・収穫した野菜を使ってメンバーとぷかぷか全体の職員の昼食約80食分を調理したり、ヴァリエ(室内作業)で手芸やアートなど、メンバーたちは農作業に加えて新たな作業を始めている。
お披露目の会賑やかに
12日に行われたお披露目の会には近隣住民や地域ケアプラザ、行政関係者、メンバーとその家族が招かれ、用意された軽食と共に自由に交流をして楽しんだ。女性ボーカルグループの「ヨコハマ・オーバーガールズ」による歌もあり、賑やかだった=左写真。
「将来的には地域の人が自由に出入りできる場所になれば」と魚住施設長。同じくぷかぷかが運営する「おかし工房にじいろ」「ベーカリーぷかぷか」で製造している菓子やパンなどの販売も来年から始める予定だ。また、でんぱたで作っている廃油せっけんやへちまたわし、藁のほうきは現在も販売している。開所時間は平日午前9時から午後4時。【電話】045・500・9477