湘南台七夕まつり 地元学生が主導 実行委に新風
7月に行われる「湘南台七夕まつり」の実行委員長と副委員長に、地元の大学・高校に通う学生がそれぞれ初めて選ばれた。企画力や体力面で長らく親しまれる地域行事に新しい風を吹かせている。
今年で18回目を迎え、駅地下アートスクエアや商店街を舞台に毎年数多くの来場客でにぎわう同イベント。会場では「円行竹林の会」が円行公園で伐採した竹が並べられ、昨年は願いごとが書かれた短冊が約2万枚飾られた。
今年度は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)4年の西川大智さんが委員長に、副委員長には藤沢工科高校3年の神山大和さんが選出された。湘南台郷土づくり推進会議の河合恒二議長は「責任感もある若い2人なら任せられると判断した」としている。
昨年は同じく7月にSFC内で行われるSFC七夕祭の実行委員を務めていた西川さん。「周辺地域の人に協力をいただいた。恩返しをしたいとの思いで引き受けた」と振り返る。
学生を動員した現場作りや、インターネットを活用した周知の強化を図りたいとし「若い世代は体力や機動力があり、SNSを使った広報も得意。それをどのように生かすか、皆さんと考えていきたい」。神山さんは「自分が実行委に主体的に携わることで、同世代の人が地域行事に参加しやすくなってほしい」と話した。
河合議長は「自分が学生の頃は、大人と一緒の会議に出て積極的に発言するなど考えられなかった。自分たちにはできなかったことを始めてくれるのではと期待している」と話した。
今年の七夕まつりは7月1日から7日に湘南台駅周辺で行われる予定。