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ケリングとカンヌ国際映画祭がニコール・キッドマンに「ウーマン・イン・モーション」アワードを授与

セブツー

ケリング(Kering)とカンヌ国際映画祭は4月28日、米国ハワイ州出身のオーストリア人女優でプロデューサーのニコール・キッドマン(Nicole Kidman)に「ウーマン・イン・モーション」アワードを授与すると発表した。2025年はケリングがカンヌ国際映画祭のオフィシャルスポンサーとして10周年であり、「ウーマン・イン・モーション」も発足から10年目を迎えたアニバーサリーイヤーだ。この記念すべき年に、ハリウッドを代表する女優であり、女性監督の支援に取り組むニコール・キッドマンを選出した。

「ウーマン・イン・モーション」アワードは、映画や社会における女性の地位を向上させる女性アーティストを称えることを目的とする賞。カンヌ国際映画祭の公式パートナーであり、女性に対するコミットメントをグループの優先事項の中心に据えるケリングによって2015年に創設された。このプログラムは写真を始め、アートやデザイン、音楽、ダンスといった分野にも活動を広げており、インスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰してきた。

ケリングの会長兼CEOフランソワ・アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)は、「記念すべき年に、このプログラムの精神をまさに体現するニコール・キッドマンへ授与するのは当然の選択でした。彼女の芸術的基準、揺るぎないコミットメント、そして映画における表現を変えるための具体的な行動は、『ウーマン・イン・モーション』が10年間にわたり支援してきたものを力強く表しています」と、10周年を迎える同賞を振り返った。

ニコール・キッドマンは、『アイズ ワイドシャット』を始め、『アザーズ』や『めぐりあう時間たち』『ドッグヴィル』『記憶の棘』、そして最新作『ベイビーガール』など数多くの名作を名だたる監督らと作り上げ、その力強い演技でスクリーンの中から女性の表象を解体、再定義してきた。2010年には制作会社のブロッサム・フィルムズを設立し、映画業界における男女不平等を批判する作品制作プロジェクトを展開。18カ月ごとに女性監督と撮影を行うことを公約とし、現在すでに19人の女性監督とのコラボレーションを実現させている。さらに、ユニセフとUN Womenの親善大使として数十年にわたり女性と子供の権利保護に尽力してきた。

ニコール・キッドマンは2017年以来のカンヌ国際映画祭での受賞に際して、「これまでにこの栄誉を授かった素晴らしい女性たち、私が深く尊敬するアーティストや先駆者たちのリストに加わることができ、誇りに思います。カンヌ映画祭は30年以上にわたり私の人生の一部であり、ここで築いてきた数々の思い出に、この素晴らしい賞を加えることができ、大変嬉しく思います」と、喜びのコメントを寄せている。

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