多摩川クラブ 水神祭で「どっこいせー」 安全祈願、10人が禊ぎ
1月の恒例行事「多摩川水神祭」が25日、丸子橋近くの河川敷で行われた。主催は同川で子どもたちに環境学習などを行う多摩川クラブ中原(内藤隆代表)。
13回目の開催となる今年は近隣町会や商店街など地域団体から約30人が参列。日枝神社の山本雅道宮司が祝詞をあげ=写真下=、多摩川で生き物観察「がさがさ」などを行う近隣小学校の児童の安全を祈願した。その後、気温6度の寒空の下、ふんどし姿の男性8人と行衣をまとった女性2人が「どっこいせー」の掛け声とともに川に入り、禊ぎを行った。
初参加した区内在住で20代の村上いづみさんは「水が冷たかったけど、一周回って気持ちよくなった」と笑顔で話した。川から上がったメンバーは、一列に並んだ参加者らとハイタッチを交わし福を授けて歩いた。内藤代表は「水が深くて心配だったが、無事終えられてほっとした。穏やかな良い年になってほしい」と思いを込めた。