羅針の子会社化でヨンドシーHDが今期売上高を460億円に上方修正
ヨンドシーホールディングス(以下、ヨンドシーHD)は1月10日、2025年2月期の第3四半期決算(3月1日〜11月30日)を発表した。売上高は291億9300万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は11億5200万円(同13.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億800万円(同9.5%増)だった。
エフ・ディ・シィ・プロダクツグループを主軸にするブランド事業(ジュエリー事業から名称変更)は、ディレクターを増員し、新体制による商品企画をスタートさせており、売上高は105億9400万円(前年同期比9.3%減)と減収ながら女性客の売上高が拡大した。ただ、営業利益は前年同期から16.8%減と2桁の減益となり、5億円だった。
アパレル事業は、リーズナブルな価格帯の商品を展開する「パレット(Palette)」を運営するアージュが、出店効果もあり売上高の拡大に貢献した。アパレル事業の売上高は185億9800万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は10億1600万円(同5.7%減)だった。
また、ヨンドシーHDは「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」や「ロレックス(Rolex)」など、高級時計のリユース事業を手掛ける羅針を昨年12月に子会社化しており、第4四半期から連結決算となるため2025年2月期の連結業績予想を修正した。売上高は460億円(修正前は410億円、前年比16.6%増)、営業利益は21億円(同23億5000万円、同0.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億円(同16億円、同7.6%増)としている。