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【日本人も外国人も暮らしやすいまちへ】外国人とのコミュニケーションについてひとりひとりができることを考えてみましょう

日刊にいがたWEBタウン情報

 

日本人も外国人も暮らしやすいまちへ

グローバル化が進む今、多様な文化や価値観が共存する時代。近年、新潟市でも外国人住民が増えており、日本人と外国人がともに心地よく暮らせるまちづくりがますます重要となっています。今回は、外国人とのコミュニケーションに役立つ情報を幅広く紹介していきます。互いに理解し合える地域づくりのヒントとなるでしょう。

増加していく外国人

現在、新潟市に住む外国人は約7千人で、過去最高を更新しています。国籍別で見ると、近年はベトナム、ネパール、インドネシア、ミャンマー人が増えてきています。最近では、コンビニや飲食店で働く外国人を見かけることが増えています。外国人の数は今後も増加していくと予想され、暮らしのなかで外国人と接する機会が増えていくと思います。

●市民と外国人の人口推移

●新潟市に住む外国人の国籍(R6.9月末時点)

言葉や文化の違いで生活に困ることも

外国の方から「新潟の人は優しい、親切だ」と言ってもらえることがよくあります。しかし、外国人にとって、言葉や文化の違いから生じる生活上の困りごとは避けることができません。身の回りのことから日本の制度に関することまで、新潟市国際交流協会の外国語相談窓口にはさまざまな相談が寄せられます。

お互いを尊重してみんなが暮らしやすいまちへ

「すべての人がそれぞれ、母国のバックグラウンドを持っていること」を知ることが大切です。そのうえで、日本の文化や慣習を丁寧に伝えて、外国の方にも日本のルールを知ってもらい、みんなで気持ちよく暮らせるまちを作っていきましょう。外国人との共生に向けたまちづくりでは、「人がいい」と言ってもらえる都市が理想的です。「日本ではこうだよ」と教えられる人が増えていき、いずれは外国の方からも多様な価値観を教えてもらう、お互いさまの関係になってくるといいと思います。さまざまな国籍の方がいることを利点にして、地域がより発展していくことが究極の形です。

外国人だけでなく子どもや高齢者などにも伝わりやすい!


使ってみよう! やさしい日本語

●やさしい日本語ってなに?
私たち日本人がいつも使う日本語を、外国人にも分かるように言い換えた「誰にとっても分かりやすい日本語」です。「易しい言葉」と「優しい気持ち」のふたつの「やさしい」を意識することで、さまざまな人とコミュニケーションが取りやすくなります。

●なぜ、やさしい日本語が必要なの?
日本に住む外国人の出身国・地域が多様化してきています。「外国人=英語」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、英語が分からない外国人は多くいます。国などの調査では、「希望する情報発信言語で、やさしい日本語を選んだ外国人は約76%(※1)」「自身の日本語能力を、日常生活に困らない程度に会話できると答えた外国人は約80%(※2)」であることが分かっています。やさしい日本語で伝えれば、多くの外国人が理解することができます。

(※1)東京都国際交流委員会 調べ(2018年)
(※2)法務省 調べ(2022年)

書いてみよう! やさしい日本語に挑戦!

次の単語や文章をやさしい日本語で書いてみましょう。

正解例
①新潟市に住んでいる人
②大きい地震の後に来る地震
③子どもを育てる
④おなかに赤ちゃんがいる人
⑤イスに座って待ってください。
⑥お金はいりません。材料もあります。
⑦在留カードや車の免許証を持っていますか。

もっと詳しく知りたい人はこちら (在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン) (https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/92484001.html)

国際友好会館で外国のことを知ろう! 外国人と交流しよう!

12月7日(土)に国際友好会館にて、アメリカ文化理解講座『クリスマスクッキーを作ろう!』を開催します。アメリカでクリスマスに食べられているクッキー(ナッツ類を含む)を知り、2種類のクッキーを作ります。

日時:12月7日(土)13:30~16:00
会場:国際友好会館(新潟市中央区礎町通3)
対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
定員:先着15名
参加費:1,500円
申し込み:11月20日(水)9:00〜開始。専用フォームにて申し込み、または電話にて国際交流協会まで(tel.025-225-2727)

・催しの開催や相談に対応!
国際友好会館では、外国の文化を知る講座や国際交流イベントなどの催しに参加できるほか、外国人支援についての相談ができます。催しの最新情報は随時、国際交流協会ウェブサイトに掲載しています。

国際交流協会ウェブサイト (https://www.nief.or.jp/)

実際にあった外国人の困ったこと(体験談を紹介)

【事例1】
ファストフード店で注文した時、「店内で召し上がりますか?」と聞かれ、すぐに反応できなかった。店員さんはゆっくりと繰り返し聞いてくれたが、言葉の意味が分からず、時間がかかってしまった。

★こんな時は…やさしい日本語で伝えよう
「お店の中で食べますか?」のように簡単な表現で聞いてみましょう。同じ言葉で繰り返し聞くよりも、違う言葉に言い換えたほうが伝わることが多いです。また、敬語は理解しにくい場合があります。

【事例2】
冬にホテルでアルバイトをしていた時、日本人の先輩から「ロビーの中じゃなくて、外で仕事をしてね」と言われ、「寒いから、面倒くさい」と答えた。本当は外に出る理由を知りたかっただけなのに、意味を正しく理解していなかった「面倒くさい」という言葉で先輩の気分を損ねて、人間関係が悪くなってしまった。

★こんな時は…やさしい気持ちで受け止めよう
外国人は日本語に不慣れな人が多いです。言葉に違和感があっても、すぐに気分を悪くせず、言葉の意味を理解しているのか一旦確認してみましょう。日本語は、世界のなかでも難しい言語といわれています。寛容な心で外国人とコミュニケーションを取りましょう。

問い合わせ先
新潟市国際課
問い合わせ先
電話番号
025-226-1671
リンク
https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/koho/kohoshi/shiho/new/index.html

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