豪華絢爛な明治の輸出陶磁を堪能 「特別展 博覧会の時代 HYOGO発、明治の輸出陶磁」 丹波篠山市
丹波篠山市にある『兵庫陶芸美術館』で、6月7日より特別展「特別展博覧会の時代 HYOGO発、明治の輸出陶磁」が始まります。会期は8月24日まで。
幕末から明治にかけて欧米で人気を博したジャポニスムの影響を受けた兵庫県内の輸出陶磁に焦点をあてる同展。出石の白磁、姫路の色絵金彩、淡路の淡陶社、そして神戸港近くで製作された神戸絵付など、当時の高い技術力と華やかな図案を約150件展示します。明治政府の万国博覧会参加を契機に輸出陶磁が盛んとなり、殖産興業とも深く結びついた時代背景も紹介されます。
会場では、温知図録に掲載された兵庫県内産地の図案パネルも展示し、華やかな明治の美を堪能できます。開館時間は10時から17時で、月曜日休館(祝日は開館し翌日休館)です。関連企画として7月12日に東京藝術大学名誉教授による無料講演会があり、6月14日・7月19日・8月23日には学芸員による展示解説も行われます。
<記者のひとこと>
豪華な色絵金彩や繊細な白磁の品々は、日常では味わえない優雅な世界を感じさせてくれます。子連れでも楽しめるので夏休みの思い出作りにおすすめです。
開催期間
2025年6月7日(土)~8月24日(日)
場所
兵庫陶芸美術館
(丹波篠山市今田町上立杭4)
時間
10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
料金
一般700円、大学生600円、高校生以下 無料
休館日
月曜日
※ただし7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館し、7月22日(火)、8月12日(火)は休館。
問い合わせ
兵庫陶芸美術館
TEL 079-597-3961