年末にやること忘れてない?新年を迎える前に済ませておきたい5つのこと
気持ちよく新年を迎えるために!年末にやることリスト
冬休み、クリスマス、お正月……と慌ただしく時間が過ぎていく年末。この記事では、気持ちよく新年を迎えるために年末にやっておきたい5つのことを紹介します♪
しっかりと準備をしておけば、慌てずにゆっくりと年末年始を過ごせるはずですよ。大掃除を効率よくおこなうコツや年賀状の締切日なども紹介しているので、「忙しくてスケジュールを立てる時間がない!」という方はぜひ参考にしてくださいね。
年末にやっておきたい5つのこと
大掃除
正月飾りの準備
おせちの準備
年賀状の準備
お年玉の準備
1. 来年の幸福を願っておこなう「大掃除」
年末にやることといえば大掃除を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。大掃除はお正月に歳神様(としがみさま)をお迎えするためにおこなう「煤払い(すすはらい)」という年中行事に由来しています。
歳神様はお正月に家々を訪れて、豊穣や幸福をもたらしてくれる神様。神様は不浄を嫌うため、大掃除をして気持ちのよい空間にしておくことが大切です。
煤払いは12月13日におこないますが、大掃除に決まったルールはありません。昔ながらの風習を大切にしたい方は、12月13日に神棚から掃除してみるのがおすすめですよ。ただし「苦」を連想する9がつく12月29日や、大晦日の12月31日、新年を迎えた1月1日は大掃除を避けたほうがよいと言われています。大晦日や元日は歳神様を迎え入れる準備ができておらず、失礼な行為になってしまうためです。
新年が幸せに満ちた一年になることを願って大掃除は計画的に進めていき、12月28日には終わらせるようにしましょう♪
大掃除を効率よくおこなうコツ
まず不要なものを捨てる
つけ置き洗いからはじめる
上から下、奥から手前の順番で掃除する
大掃除を効率よく終わらせるためには、スケジュールを立てて取り掛かるのがコツ。一番最初は不要なものを捨てることからはじめましょう。
また時間を有効活用するために、つけ置き洗いからはじめるのもポイント。掃除は上から下、奥から手前の順番におこなうと、余計なところが汚れずスムーズに作業できます。
大掃除のスケジュール
12月28日までに終わらせる
2. 縁起をかつぐ「正月飾りの準備」
正月飾りは、大掃除と同様に歳神様を迎えるために準備します。覚えておきたい基本のお正月飾りは「門松」「しめ縄」「鏡餅」の3つ。門松は歳神様が迷うことなく家を訪れるように、しめ縄は家は安全で清らかな場所であることを伝えるために、鏡餅は歳神様へのお供物として準備しましょう。
正月飾りは大掃除が終わったタイミングで出すのがポイント。ただし9(苦)がつく12月29日や、ひと晩のみになってしまう12月31日に出すのはNGとされているので注意しましょう。
お正月飾りのスケジュール
大掃除後、12月29日や大晦日を避けて準備する
3. 購入派も手作り派も!「おせちの準備」
お正月はおせちを囲んで家族で過ごすという方も多いのではないでしょうか?おせちは季節の節目を祝うほか、三が日の間はかまどの神様を休ませるために作るようになったとも言われています。
おせちは購入派も手作り派の方もいますが、どちらにしてもしっかりと準備が必要です。購入する場合は予約やお店のリサーチをおこない、余裕をもって買えるようにしておきましょう。
手作りする場合は12月半ばくらいから料理のラインアップを決めておくのがおすすめ。年末は食材が値上がりしやすいので、冷凍保存できるものは事前に購入し保存しておくと節約につながりますよ。
作るときはまず冷蔵で日持ちする料理から事前に調理をはじめ、傷みやすい料理は当日作るようにしましょう。塩抜きや皮剥きなど下ごしらえも計画的におこなってくださいね。
おせちを効率よく準備するコツ
購入する場合は予約やお店のリサーチをしておく
手作りする場合はスケジュールを立てて早めに食材の準備を
おせちの準備スケジュール
購入派:店舗に合わせて予約・購入しておく
手作り派:12月29日くらいから徐々に調理をはじめる
4. 新年の挨拶に「年賀状の準備」
年賀状の由来は、お世話になった方や親族に新年の挨拶をして回る「年始回り」という風習。もともとは直接挨拶をしていましたが、遠方で会えない相手に手紙を送るようになったのがはじまりです。
普段のやり取りはメールやLINEなどが一般的になりましたが、「年賀状はハガキで送りたい」という方も多いのではないでしょうか。
年賀状を1月1日に届けるためには、12月15日から12月25日の最終集荷の時間までに投函する必要があります。もし遅れてしまっても、松の内(1月1日〜7日)までに送れば失礼ではないとされていますよ。
クリスマス前後は予定が立て込みやすいので、余裕を持って準備するのがおすすめです。
年賀状の準備スケジュール
準備は早めに済ませ、12月15〜25日の最終集荷時間までに投函する
5. お札は新札がおすすめ「お年玉の準備」
家族や親族にお年玉をあげる予定がある人は、事前の準備が必要です。銀行窓口は銀行法により12月31日から1月3日まで休みと決められているため、この期間は利用できないことを覚えておきましょう。
なおお年玉の紙幣は「あなたのことを想って準備していた」「よい1年が訪れるよう願っている」という気持ちが伝わるように、新札を使うのがおすすめです。当日慌てることがないよう、ポチ袋もしっかりと準備しておきましょう。
お年玉の準備スケジュール
銀行窓口は12月31日から1月3日まで休み。新札やポチ袋は余裕を持って準備を
喪中の年末年始の過ごし方
なかには喪中に年末年始を過ごさないといけない方もいるでしょう。喪中には「控えるべきこと」と通常の年末年始と同じく「してもいいこと」があります。ここでは、喪中の年末年始の過ごし方について見ていきましょう。
喪中にしてもいいこと
喪中にしてもいいこと
大掃除をする
お歳暮を贈る
除夜の鐘を鳴らす
年越しそばを食べる
お雑煮を食べる
喪中であっても「大掃除をすること」「お歳暮を贈ること」「除夜の鐘を鳴らすこと」「年越しそばを食べること」「お雑煮を食べること」はしても問題ないとされています。
まず大掃除はあくまで掃除で、お祝いごとには当たらないのでしてもOK。お歳暮は日頃の感謝を伝えるものなので、贈っても問題ありません。ただし、熨斗(のし)は白い無地のものを選ぶ必要があります。
除夜の鐘を鳴らすのは煩悩を払う行為であってお祝いごとではないため、喪中におこなってかまいません。年越しそばやお雑煮は基本的に縁起を担いだり、健康や無事を祈ったりして食べるもののため、食べても問題ないとされます。ただし、お雑煮をお祝い料理として食べるのは控えましょう。
喪中に控えるべきこと
喪中に控えるべきこと
お正月飾りをすること
新年の挨拶をすること
おせち料理を食べること
神社に初詣に行くこと
喪中のお正月に控えるべきなのは、「お正月飾りをすること」「新年の挨拶をすること」「おせち料理を食べること」「神社に初詣に行くこと」です。それぞれの内容について見ていきましょう。
お正月飾りをすることは避ける
お正月飾りは「歳神様」を迎えるためのものですが、神道では死を穢れと考えるため、お正月飾りをして歳神様を迎えることは避けるべきとされます。喪中は門松やしめ縄、鏡餅のお供えは控えましょう。
新年の挨拶は言葉を変えて
また喪中は祝いごとを避けるため、「あけましておめでとうございます」という新年の挨拶は控えるようにします。もし相手から挨拶されても「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします」といった挨拶をするようにしましょう。
おせち料理を食べるのは控える
おせち料理は新年を祝うためのめでたい料理。そのため、喪中にはそぐわないとされます。とくに海老や鯛、紅白かまぼこなど、慶事に出される料理には注意したいところ。ただし、宗教や宗派、地域によってはおせちを食べても問題ないとされることがあります。気になる場合は確認しておくと安心でしょう。
神社への初詣は避ける。お寺への初詣はOK
前述したとおり、神道では死を穢れと捉えるため、喪中に神社へ初詣することは控えるべきとされます。ただし、忌中(四十九日を迎えるまでの期間)が明けていれば参拝していい場合もあるので、あらかじめ初詣先に確認しておくといいでしょう。また、お寺へ初詣に行くのはとくに問題ないとされています。
喪中の年賀状はどうする?
喪中は新年の挨拶を控える必要があるため、喪中はがきを送るようにします。10月半ばから11月末までに送り、12月上旬までに先方に届くようにするのが望ましいですよ。
近年では「喪中はがきを受け取ったら年賀状を出さない」という考えが慣習になっているため、相手が年賀状の手配をはじめる前のタイミングに届けるのがよいとされています。
また、喪中に年賀状を受け取るこは問題ないとされています。もしも喪中はがきの手配が遅れてしまった場合は、松の内が明けたあと(1月7日前後)から立春(2月4日)までの期間に、寒中見舞いとして出すようにしましょう。
しっかり準備して気持ちよく新年を迎えよう♪
何かと慌ただしく時間が過ぎていく年末年始。やることが一気に重なると、疲れて気が滅入ってしまいますよね。新年をゆったりとした気持ちで心地よく迎えるには、計画的に準備をしてスケジュールを立てておくことが重要です。この記事で紹介した5つのリストを参考に、素敵な新年を迎えましょう♪
ライター:donguri(webライター)