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家の中で毎日のように蜂に刺される事件が起きた話 /もしかしたら皆さんの家でも起こるかも…

ロケットニュース24

筆者の家では以前、毎日のように蜂に刺されるという事件が発生した。

と言っても、別に自分で蜂の巣を駆除しようとしたり蜂蜜を採ろうとしたりしていたわけではない。

ただ家で日常生活を送っていただけなのに、ある日を境に急に場所も時間も関係なく刺されるようになったのだ。

実はこの事件……皆さんの家でも起こる可能性があるので、十分に気を付けていただきたい。

【画像】「イヤな虫キンチョール」にアリガタバチの名前があった

・発見

ある日自宅でのんびりと過ごしていた筆者は、不意に肌に「チクッ」とした痛みを感じた。

驚いて痛んだ場所を見てみると、肌の上を小さなアリが歩いている。

このアリに噛まれたのかな? そう考えた筆者は、こんな所に入ってきちゃダメだよ、と思いながら外に逃がしてあげた。

後日そのことを家族に話してみると……何やら不穏な空気が漂い始めた。どうやらここ数日、家族全員が同じように痛みを感じているうえに例の小さなアリを見かけているようなのだ。

さすがに何かおかしくないか? と調べてみたところ……衝撃の事実が判明。

なんとアリだと思っていた虫は「アリガタバチ」という蜂だったのだ。

は、蜂!? これが!?!? 今までに見てきた蜂とは見た目が全然違ったから、調べるまで全く気づかなかった────……!!

・地獄の始まり

そこからは地獄の始まりだった。

ふだんなら安心できる場所である自宅の中にいるのにも関わらず、常時「次の瞬間には刺されるかもしれない」という恐怖と戦わなくてはいけなくなった。

家の外に出たからといって安心できるわけではなく、出先で服の中に潜んでいたアリガタバチに刺されることもあった。

痛みの強さはせいぜい注射くらいのものだけど、それでも嫌なことには変わりない。

他の蜂と同じように若干の毒も持っているようで、刺された跡は少しかゆくなったり赤くなったりもするし。

筆者は運のいいことにそこまでにはならなかったけど、稀に水ぶくれになったり化膿してしまったりすることもあるそうだ。

おかげで本来ならリラックスして過ごせるはずの自宅が、一気にストレスフルな環境に変わってしまった。

・駆除開始

この蜂は一般的な蜂と同じように巣を作るわけではなく、他の虫に寄生して発生するそう。そのため虫が湧きそうな原因を取り除けば、アリガタバチも自然といなくなるようだ。

筆者たちが「怪しい」と目をつけたのは、ベランダに置いてあった犬用のフード。

当時はフードを蓋つきのバケツに入れて管理していたため、蓋の隙間から虫が入り込んで住処にしてしまっているのではないかと踏んだ。

実際、その周辺をアリガタバチが何度かうろうろしていたし。

そこで、フードが置いてある場所を中心に自宅の中の衛生管理を強化。フードはチャック付きの袋に入れてしっかり密閉するようにし、絶対に虫が入り込まないようにした。

また、アリガタバチそのものを見つけたら、その度にガムテープやティッシュを使って地道に駆除し続けた。

ガムテープに貼りついたアリガタバチはどの個体も必死にこちらを刺そうとしていて、「本当に蜂なんだ」と再確認した。

家族総出でひたすら駆除を続けた結果、アリガタバチに刺される回数は徐々に減少。

かなり前の出来事なのではっきりとは覚えていないのだが、アリガタバチを完全に見かけなくなるまでは少なくとも2週間ほどかかったと思う。本当に長い戦いだった。

・早めの対策をおススメします

ということで、もし家の中でアリのような虫を見かけたら早めに対策することを強くおススメする。

調べてみたところ、アリガタバチに効く燻煙剤や殺虫剤なども多数存在しているようなのでそういったアイテムに頼るのもいいと思う。

それまでは家の中に発生する害虫といえばダニやコバエやゴキブリくらいしか知らなかったので、まさかこんな事件が起こるとは思っていなかった。

気温も湿度も高くなってきて、いろいろな虫が活発に動き始めるこの季節。皆さんも害虫には十分に気を付けていただきたい。

執筆・イラスト:うどん粉
Photo:RocketNews24.

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