地元産カマスに笑顔溢れ 二宮西中給食で初提供
二宮町立二宮西中学校(藤田和人校長)で11月1日、地元二宮沖で獲れたカマスが、初めて給食のメニューとして使用された。
同町の学校給食では地産地消と食育を推進するため、地元の新鮮な食材を取り入れている。この日はごはんやブロッコリーなどの花野菜サラダ、塩こうじけんちん汁などと一緒に、カマスのかば焼きが提供された。
カマスは半身に切り開き、甘辛しょうゆ味のかば焼きに調理され、全校生徒約220人が地元の味を楽しんだ。
3年2組の金目穂華さんは「カマスを初めて食べたけど、柔らかくて食べやすかった」と話し、遠藤達也さんは「給食はいつも楽しみ。カマスは味が濃くて美味しかった」と喜んでいた。
給食中にはメニューを考えた学校栄養職員による食育放送が全校に流され、地産地消の大切さやカマスについての知識を学んだ。
藤田校長は「地元の食材を食べることで、地産地消や食育に対する関心を高めてもらいたい」と話した。