札幌の人気おにぎり店「ありんこ」が道外にもあった! というSNSの投稿に「1~2年前に仙台にできた」「関東はユーザーが直訴して誕生した」「買えないから、自分で再現」と“ありんこ好き”が大注目
札幌の人気おにぎり専門店「ありんこ」が、仙台や名古屋でも楽しめるようになっていることがSNSをきっかけに話題になっています。フワフワのご飯で作られる美味しいおにぎりは、地元だけでなく全国でもファンを増やしているようです。
札幌発のおにぎり専門店「ありんこ」、道外にも展開してるって知ってましたか?
札幌発のおにぎり専門店「ありんこ」が、道外にも店舗を展開していることをご存じですか? SNSの投稿が界隈で話題です。注目を集めたきっかけは、札幌在住のブロガー、しょーこ@札幌クリップ(@kotton105910)さんの「X(旧・Twitter)」に投稿した内容でした。
この投稿には、「ありんこのチーズおかか大好きでした。今は買えないので、自分で作ります」という懐かしむ声や、「転勤で札幌に住んでいた人が、離れたあとに直訴して関東に支店ができたと聞きました」と、出店の裏話を知る人のコメントもありました。
他にも、「1年か2年前くらいに仙台駅構内にできました」といった地域限定の情報も共有されていますよ。
投稿主のしょーこさんに「他にあるおにぎり屋さんとの違い」を聞いたところ、「注文を受けてからにぎってくれるので、出来たてのアツアツご飯でふんわりとおいしいおにぎりを食べれるところですね」とその人気の理由を明かしてくれました。
また、「人気のチーズかつおをはじめ、具が大きいのも魅力です。すじこやシャケ等、北海道のおいしいもつまっていておすすめですよ」と推しの一手でした!
ちなみに同社の名前の由来は「ありんこは当初、お店の大きさが客席も合わせてたったの3坪でした。その狭いスペースの中で、あっちにこっちにと忙しく動き回る姿から、”ありんこ”という名前がつきました」と公式ホームページで説明されています。
初めて名前を見ると「え!」という印象ですが、理由を知るとなんだかほっこりしますね。
今は同社の研修センターとなっている、札幌の「駅前西店」を筆者は愛用していたので、今回の一連の投稿は他人事ではありません。そこで埼玉の店舗について調べたところ、『浦和経済新聞』さんが紹介していました。
浦和店の出店は「札幌に来たときには必ず寄ってくれる常連さんから話をもらったのがきっかけ」。
(出典:浦和経済新聞「浦和におにぎり専門店『おにぎりのありんこ』 札幌発、道外初出店」より )
では名古屋や仙台も同様の出店経緯なのでしょうか?
であれば、例えば旭川の方がリクエストすれば検討されるのだろうか…?
ありんこの”中の人”に聞いてみた
そんな疑問を「ありんこ」の広報担当さん に尋ねてみました。
――仙台や名古屋への出店の経緯を教えてください。
広報担当さん:ありんこJR仙台駅店はJR東日本さん、ありんこ名古屋中日ビル店は三菱地所さんから、それぞれお声がけいただき、出店することになりました。
ありんこ浦和店以外の2店舗は、地域に関係ある企業の協力があったおかげのようです。さらに、今後の出店計画についても聞いてみると、「現時点では道外での新たな出店予定はありません」とのことでした。
道内でも、札幌以外への出店予定はないそうです。経営判断ですから仕方ないとはいえ、札幌以外にもあるといいな…個人的には期待してしまいます!
せっかくの機会なので、サイズやメニューについても聞いてみました。
――おにぎりのサイズは統一ですか、また店舗ごとのオリジナルメニューはあるのでしょうか。
広報担当さん:店舗によってはオリジナルメニューを提供しています。またおにぎりのサイズは、すべてグラム単位で統一しています。
このこだわりが、「ありんこ」のおにぎりが、どこでも同じおいしさで楽しめる理由の一つといえそうですね。「ありんこ」のおにぎりは、ふわふわのご飯にこだわり抜いた一品で、地元ではもちろん、道外でもファンを増やしています。今後の新しい展開は未定ですが、SNSなどでの口コミがさらに広がることで、さらに多くの人に愛されていくのではないでしょうか。
<取材協力>
・おにぎりのありんこ 公式Instagram(@onigiri_arinko)
・しょーこ@札幌クリップ(@kotton105910)さん(X)
※2024年11月取材時の情報です。最新の情報は店舗HP等でご確認ください。
文・取材:ゆきお
<プロフィール>
東京在住のWEB編集者兼ライター。札幌で働いていたことあり、再び札幌に住むことを目指す。SNSで道内の話題を探すのが好きで、日常生活で役立ちそうなネタを日々探索しています。