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「コラ!」子どもについイライラ…“怒り言い換えフレーズ”のポイントはまずひとつから

Sitakke

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「こら、やめなさい!」と、子どもに怒ってしまって後悔したこと、ありませんか?

そこで心強いのが「怒り言いかえフレーズ」です!

子どもの能力を育むためには、どんな怒り言いかえフレーズがいいのでしょうか。

ついついイライラして子どもに怒りをぶつけてしまう。

子育てをしたことがあるのなら誰しも悩んだことがあるでしょう…。

そんな時には…

「なにかに怒ってしまうのは、人間の本能として必要なこと。怒ってはいけないではなくて、伝え方を変える」

そんな発想の転換から教えてくれたのが、子育てに悩むママのサポートなどを行っている北海道函館市在住のサニースマイル協会・工藤いずみさん。

3月に『子どもの能力をつぶさない イラッとした時の怒り言いかえ手帖』を出版しました。

本には「探求心を育む」「やりぬく力をつける」などと分類されて、子どもの能力を育む109の怒り言いかえフレーズが書かれています。

手軽に実践できることから話題を呼んでいます。

子どもがお友だちをたたいてしまったときは…

×「こら!やめなさい!」
〇「お友だちのことびっくりさせちゃったね。優しくトントンしようね」

そして、言うことを聞かないときは?

×「どうしてわがままなの!」
〇「話を聞いてくれるとママはうれしいんだけどな」

工藤さんは「本当はこんなこと言うつもりなかったのに、なぜか言っちゃって後悔するのは育児のあるある」と話します。

「そういったちょっとした一言を変えるきっかけを与えることによって、少しでも育児が楽になるお母さんが増えればなと」

イライラして怒ってしまうことで、本当は子どもが伸ばすべき才能や、本当の魅力を潰してしまうこともあるといいます。

「言い換えることによって自己肯定感を高めたり、探求心を深めたり、子どもの本来持っている力をグッと引き延ばす」

マチの人の経験談は

30代女性
「マンションに住んでいるので、夜走り回ったりとか騒いだりするとイライラしちゃいます」

50代女性
「一人息子なので“取っ組み合い”ですね。『あんたの用事で私も付き合っているのに!』みたいな。本人の主張を無視して『この方がいい!』と言い過ぎたかな。小さいときの頃を振り返るとあります」

20代男性
「食事に関しては厳しくしている。注意が3回目からはガッツリ怖い感じで。『座って』って。怒ってあげるのは大事だと思います。ただ、常に怒っているのはあまりよくない」

30代男性
「イライラして怒ることはない。危ないことで怒ることがある。おととい2人目が産まれたばかり。いままで両親を独り占めだったけど急にとられちゃうみたいになるってよく聞くので、長男に僕はできるだけ優しくしてあげようと」


ひとつでいいから変えてみる

“怒り言いかえ”のポイント

・叱ることは悪いことではない
・感情的に怒るのを言い換えることが大事
・言葉が変われば子どもの反応は変わる

サニースマイルの工藤代表は、まずはひとつ言いかえてみてほしいと話しています。

感情をコントロールするアンガーマネジメント

・イライラした時に6秒ルールを守る
・怒りに客観的な点数をつける
・言語化して書き残す
・怒りの原因から1度離れる

日本アンガーマネジメント協会によりますと、まずは衝動のコントロールをするために『イライラした時に6秒ルールを守る』ことが対処法として適切だということです。

衝動的な行動はせずに、理性が働くまでの6秒間をやり過ごそうというものです。
まずは、落ち着いて深呼吸です。

そして、『怒りに客観的な点数をつける』ことで怒りと上手に付き合いましょう。

人生最大の怒りを10として1~10までの点数をつけることで、客観的に見てみましょう。
  
続いては、『言語化して書き残す』。

怒りを感じたらその場で直感的に日時や場所、出来事を記録します。

書くことで冷静になることができ、自分の怒りの傾向やパターンも理解することができます。

さらに、『怒りがでたら、その場から離れる』ことも有効です。

ただし、何も言わずにいなくなると、トラブルの元になってしまうので、必ず相手に戻る時間を伝えて、気持ちを落ち着かせるためにリラックスして過ごしましょう。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月4日)の情報に基づきます。

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