『アベンジャーズ/エンドゲーム』クリス・エヴァンスが自宅でキャプテン・アメリカ交代をアンソニー・マッキーに伝えた興奮裏話が明かされる
(MCU)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では、スティーブ・ロジャースからサム・ウィルソンへ、キャプテン・アメリカの盾が譲り渡されるドラマチックな展開があった。これを演じたクリス・エヴァンスとアンソニー・マッキーの間でも、本編同様の裏話があったようだ。実はマッキーは、自身がキャプテン・アメリカ役を襲名することをエヴァンスから伝えられたのだと、米にて明かしている。
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マッキーが語ったのは、『エンドゲーム』を米アトランタで撮影中、大勢でクリス・エヴァンスの「クレイジーな」邸宅に招かれ、スポーツ観戦などを楽しんでいた時の出来事だ。マーベル作品は、特に『エンドゲーム』のような大作であればあるほど、撮影中にも脚本にアップデートを重ね、厳重に保管することで知られている。
そこでエヴァンスはマッキーに、「新しい脚本は読んだ?」と聞いてきたそうだ。「いや」と答えるマッキーに、エヴァンスは「えっ?じゃぁ、知らないんだ?」と反応。これを受けてマッキーは、悪い想像をしてしまったようだ。「俺は黒人だから、俺が死ぬ展開なんだろうな。追い出されるんだろうな。何も問題起こしてないのに。誰にも迷惑かけないように、ずっと後ろの方にいたのに」。
するとエヴァンスは、「ちょっと来なよ」と、マッキーをどこかに案内した。彼の家の中には地下室に通じる落とし戸があり、地下には書斎部屋が広がっているのだそう。エヴァンスはそこにマーベル関連の品々や脚本を保管しており、『エンドゲーム』の新しい脚本を手にとって、最後の方のページを開いてマッキーに手渡した。「読んでみろ」。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で配信中 © 2025 Marvel
すっかりサム・ウィルソンが死んでしまう展開が書かれていると思い込んで読み始めたマッキーを、エヴァンスはずっと「な?な?」と、ドヤ顔で眺めていたそうだ。「それで、あの部分を読み進めると、俺たち二人のシーンがあって、彼が盾を手渡すと書いてあった」。マッキーはしばし固まった様子で、「どうして俺に盾を?」とキョトン顔。エヴァンスは興奮した様子で、「君がキャプテン・アメリカだからだよ!」と伝えたそうだ。
「嘘?」とマッキーは驚き、二人はハグをして、飛び跳ねて喜んだ。「ミッキーマウスに会えたばかりの12歳の子どもみたいに、そこらじゅうを飛び回ってハイファイしてましたよ」。そのまま二人は階上に戻り、みんなとフットボール観戦を続けたそうだ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の当該シーンで、サム・ウィルソンは最初、スティーブ・ロジャースが盾を自分に託すとは想像もしていない様子だった。「持ってみろ」と言われ、ウィルソンは少しずつ彼の真意を悟り始める。まさにこれに重ねるようにして、演者エヴァンスがマッキーに「読んでみろ」と脚本を渡していたとは、なんとも胸が熱くなるような裏話だ。
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キャプテン・アメリカの盾を受け継いだサム・ウィルソンは、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でその責任の重さを葛藤の末に受け止め、映画でついにスクリーン・デビューを果たす。スティーブ・ロジャース、クリス・エヴァンスから受け継いだ“アメリカの希望”の役は、彼ならきっと精一杯演じあげてくれるはずだ。2025年2月14日、日米同時公開。
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