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「カセットボンベ」の見落としがちな“寿命”と“処分方法”→「使用期限切れてる!」「知らないと危険…」

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「カセットボンベ」の見落としがちな“寿命”と“処分方法”→「使用期限切れてる!」「知らないと危険…」

防災グッズの代表とも言える、カセットボンベ。ガス・電気が止まっていても、カセットコンロに取り付ければ調理できる優れものです。しかし、カセットボンベには使用期限があることをご存じでしょうか? ここでは、見過ごしがちな「カセットボンベの寿命」と合わせて、正しい処分方法についてご紹介します。

使用期限は「約7年」

結論から言うと、カセットボンベの使用期限は「製造から7年」です。ちなみに、カセットコンロの使用期限は製造から10年が目安。
この使用期限を周知すべく、日本ガス石油機器工業会では、10月7日を『カセットこんろとボンベの日』と定めています。

使用期限切れのカセットボンベを使用すると、ガス漏れを起こす可能性があり非常に危険です。場合によっては、一酸化炭素中毒など命にかかわるリスクもありますので、使用期限は必ず守りましょう。

カセットボンベの処分方法

期限を過ぎたカセットボンベは、適切な処分が必要です。中身が入ったままゴミに出すことは、どの自治体でも禁止しています。
ゴミ収集車や処理場で爆発を起こし、大事故につながる恐れがありますので、必ず適切な方法で廃棄してください。

手順1.風通しのよい場所に移動して、キャップをとります

ベランダなど、ガスが一か所に溜まる場所はNGです。屋外の風通しがよく、火の気がないところで行います。

手順2.先端をコンクリートなどの硬い床に押し付けて、ガスをすべて抜きます

シューっという音がなくなるまで、しっかりとガス抜きしましょう。

手順3.ボンベを振り、シャカシャカと音が鳴らないのを確認したら終了です

音が鳴る場合は、まだ中身が入っている証拠。中が空になるまでガスを抜ききってください。
ガスを出した後のボンベは、自治体のゴミ出しルールに沿って捨てましょう。

使用期限を確認しよう

3月11日で、東日本大震災の発生から14年が経ちました。万が一に備えて備蓄しているカセットボンベも、もしかすると寿命がきているかもしれません。
被災時に役立ったとしても、期限を過ぎたカセットボンベでは、ガス漏れによる二次被害を引き起こす可能性があります。
「7年も保存できる」と安心せず、今一度ご自宅にあるガスボンベの使用期限や保存状態を見直してみましょう。

三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア

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