「シンク下収納」に“入れたらNGなモノ”と“あえて入れるモノ3つ”「動線がいい」「効率アップ」
整理収納アドバイザーの三木ちなです。キッチンの収納スペースの中でも、空間が広く取れる「シンク下」。多少大きいものでも収まるので、一見使い勝手がいい収納場所に見えますが、“収納するもの”には注意が必要です。ここでは、キレイなキッチンを保つために、わたしがあえて「シンク下に収納しているもの」をご紹介します。
シンク下が「食品のストック置き場」に向かない、そのワケは……?
キッチンのシンク下を、食品のストック置き場として使うのはおすすめできません。シンク下は水道管が通っているため、湿気が多く温度の変化も大きい場所。食品のストックを置いておくと、劣化や虫の発生につながる可能性が高いです。
特に避けるべきなのが「お米」。臭いを吸着しやすいうえに、高温多湿な環境に置くと虫も繁殖しやすくなります。
シンク下に収納すべき「3つのもの」
湿度・温度ともに上がりやすいシンク下は、高温多湿の影響を受けないものの収納に向いています。動作動線を考えると、次のアイテムがおすすめです。
1.ボウル・ザル
野菜を洗ったり水を切ったりと、調理中によく使うボウルやザル。シンク下に入れておくと、ワンアクションで取り出せてラクです。洗った後に水切りかごから戻すときの動線もいいので、さっと片付けられます。
ただし、重ねすぎると取り出す手間が増えるので注意。ザルやボウルは必要な分だけを揃えて、スペースに余裕のある収納を心がけましょう。
2.大きな鍋
フライパンはコンロ下の引き出しにしまっていますが、大きな鍋はシンク下のスペースに収納しています。その理由は、大きな鍋は煮込み料理に使うことが多いから。
シンク下から鍋を取り出して水を入れるまでの動線がいいので、圧力鍋やパスタ鍋は“あえて”シンク下に収納しています。
重たいものをシンク下に入れると、最小限の動作で調理の準備がすすむのでとてもラクです。
3.掃除グッズ
清潔なキッチンを維持するには、こまめな掃除がとても大切。シンク下に掃除グッズを入れておくと、さっと取り出せるのでお手入れのハードルが下がります。
洗剤のストックや使い捨ての手袋のほか、掃除用クロスなども収納しておくと、汚れに気づいたときにサッとお掃除できますよ。
シンク下の収納を上手に活用しよう
シンク下は湿気が多く、温度の変化も大きい場所。だからこそ、水まわり用品や調理器具、お手入れグッズの収納スペースとして利用するのが正解です。
動作・動線を見直すと、よりキッチンが使いやすくなって見た目も整いますよ。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア