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大船渡市林野火災 両区隊員も「鎮火」に尽力 市の緊急消防援助隊

タウンニュース

両区隊員も「鎮火」に尽力

岩手県大船渡市で発生した大規模林野火災は4月7日の午後5時半に、大船渡市長から「鎮火宣言」が出された。

横浜市からも第1次から3次まで緊急消防援助隊を派遣。港南区、栄区を含む各エリアの消防署から延べ77隊325人が消火活動に従事した。港南区からは3隊15人、栄区は1隊5人が現地で活動。当時の被害状況などについて話を聞いた。

消防ヘリと連携

1次派遣隊として3月3日から8日まで活動したのが野庭特別救助隊の5人。神奈川県の各部隊と連携し、延焼範囲の把握、延焼防止活動などに24時間体制で従事した。堀井紘之隊長は「市町村の垣根を越えて協力できた」と語った。

芹が谷消防隊の5人は6日から11日まで、2次派遣隊として現地で活動。消火小隊としてチェーンソーなどの資機材を持ち、20kgの消火器具を背負いながら残火検索、残火処理、再燃警戒活動を実施した。柴田健治隊長は「消防ヘリからの火源の情報提供などが有効だった」と話す。

9日から14日まで3次派遣隊として活動したのが、上永谷消防隊の5人。こちらも消火小隊として日中は、ヘリから確認した山中の熱源地区を徒歩巡回し、確認後に残火処理を行ったという。夜間は住宅地への再燃がないか警戒監視活動に従事。行方未知数隊長は「残火処理が主な任務で根気のいる活動だった。24時間体制での絶え間ない活動の一部分を担え、誇りに感じる」と語る。

「不気味な森だった」

栄署と上郷消防出張所からは5人が2次派遣で任務にあたった。足場がぬかるむ森で体力を奪われ過酷な状況の中、隊員らは残火検索、残火処理に従事した。

井出雄己消防士長は「山に入ると、緑ではなく地面が白く灰が積もっている不気味な森だった。慣れない環境だったが任務を遂行できたのでは」と振り返る。また、市民の森など自然が豊かな栄区について問うと「森の中で火を扱わないことや、煙草を吸わないなどに注意が必要」と区民に呼び掛けた。

白煙を上げる被災地=市提供
残り火の消火活動=市提供

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