言葉で紡ぐ物語届ける ストリーテリングの魅力、厚木おはなし会に聞く
厚木市立中央図書館で11月から12月にかけて全3回の「ストーリーテリング養成講座」が開かれる。9月15日からの申し込みに定員15人の枠はすぐに埋まった。
ストーリーテリングは語り手が話を覚え、本を見ないで子どもに物語を語る活動で「素話」ともいわれる。神奈川県内でも図書館や小学校で活動する団体は多い。
ストーリーテリングの魅力について、40年前から厚木市で活動する「厚木おはなし会」メンバーの高橋充代さん、清田敦子さん、福原圭子さんに話を聞いた。
高橋さんは「生の言葉で伝えることで、子どもに物語を受け取ってもらえているかどうかが分かる」と話す。清田さんは「本を使わずに自分が覚えた話を、その場の子どもにあわせて伝えていくと、子どもの目に吸い込まれそうになる」といい、福原さんは「子どもたちと同じ時間と空間を味わうことに魅了された。最初は本がないことに慣れない子どもも自分の頭の中で物語が見えてくる」と笑顔で答えた。
毎週土曜日・日曜日の午後2時から2時30分の間に、中央図書館の「おはなし会」で同会のストーリーテリングを聞くことができる。
問い合わせは中央図書館【電話】046・223・0033へ。