オートバックスで買った「送風クッション」は夏の車内を快適にしてくれるのか? 実際に使って確かめてみた
恐ろしいことに、もうほぼ真夏である。全国的に気温が上昇して最高気温は平年を大幅に上回る勢い……東京都心も記録的に暑い日が続いていて、車内は地獄のサウナ状態だ。今年はマジでヤバいかも。
そんなわけで、車内の暑さ対策グッズを早急に用意すべく近所のオートバックスへ。さっそくゲットしたのは、創業1950年の老舗カーインテリアメーカー・ボンフォーム(BONFORM)の「クールエアー スリムダブルパッド」なる商品。
簡単にいえば、送風機能の付いたシートカバーである! 実際に使ってみたので詳しくレポートしたい。
・オートバックスで買った送風クッション
オートバックスで見つけた送風クッション。
同商品は大きめの「ダブルクッション(5980円)」とコンパクトな「スリムダブルパッド(4980円)」の2種類あり、私が購入したのはコンパクトな方。コンパクトとは言っても、シート全体を覆うほどの大きさはあるようだ。
またパッケージ曰く「軽自動車からトラックまでほとんどの車で使用可能!」らしく、とくにバケット形状(運転手をスッポリ包み込むような形状)のシートに馴染むという。
足元についた送風ファンが取り込んだ空気をシートの穴から送り出す仕組み。USB接続で風量は3段階。さすが大手ボンフォーム、シンプルながら使いやすい設計である。
ただ、股部分にオマケ的に付いている「収納ポケット」の使い道はないかも……。スマホも小銭ももう少し手に取りやすい場所に置くだろう。いやもしかしたらシートを使うことでポケットの使い道に気づくことがあるかもしれない。
風量チェックをしてみると……
ヒュ〜
なるほど涼しい。ただ3段階のMAXでもビュンビュン風が出るわけではなく、ティッシュがゆらゆら揺らめく程度の風量だ。ファン付きウェアのような清涼感は期待できないだろう。真夏の車内で果たしてどれほど効果があるのだろうか。
・送風クッションを使ってみた
というわけで、シートに送風クッションをかぶせてみた。見た目はとても自然である。ちなみに車内はメチャメチャ暑い。
さっそくケーブルを接続してスイッチを入れてみると……
うむ、しっかり風が吹いている。この暑さだと何もつけないよりはマシか。
運転をすると太ももと腰部分にしっかりと風を感じる。弱風でも背中のムワッとした不快感は改善されるようだ。ただ、真夏の地獄のような車内がすぐに快適になるようなスーパーアイテムではない。長距離で徐々に力を発揮するタイプか。
エアコンを「足元」にしてファンに冷風を取り込むことでヒンヤリ感がアップする。なんなら「付属のポケットに保冷剤を入れたら冷え冷え」なるレビューも発見し、なるほどスマホではなく保冷剤を入れるためのポケットだったのかと感銘を受けた。
即効性なら中国で人気のエアコン用ホースがいいだろう。様々なアイテムを組み合わせて今年の夏も乗り切ろうぜ!
参考リンク:オートバックス「BONFORM クールエアー スリムダブルパッド」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.