大人の工場見学!ガリガリ君食べ放題とアツアツうなぎパイ
ゲストは、“社会科見学のプロ” 宝島社編集部 薮下秀樹さん。
近年、ダムや橋、トンネルなどのインフラ施設そのものを観光する「インフラツーリズム」や伝統工芸やモノづくりの現場を体験する「クラフトツーリズム」が盛り上がりをみせています。今回は、大人はもちろんですが、子供も楽しめる社会科見学の施設をご紹介いただきました。
食品工場の社会科見学に行ってみよう!
ガリガリ君でおなじみの赤城乳業「本庄千本桜5S工場」
社会科見学といえば、いつも食べている商品を作っている過程が見られるのも楽しいですよね!「ガリガリ君」でお馴染みの赤城乳業「本庄千本さくら『5S』工場」は、埼玉県の高崎線本庄駅から車でおよそ20分のところにあります(新幹線利用も可能)。見学の目玉は「アイスの試食タイム」。20分間、ガリガリ君やMILCREA(ミルクレア)が好きなだけ食べられます。競争率なんと500倍!「500人に1人しか当選しない狭き門」(薮下さんが応募した際)
うなぎパイでおなじみの春華堂「うなぎパイファクトリー」
「春華堂 うなぎパイファクトリー」は、静岡県浜松市にある、「うなぎパイ」でお馴染みの工場です。「うなぎ窯出しパイツアー」はWEBでのみ予約を受け付けているレアなツアーですが、ここで味わえるアツアツのうなぎパイは絶品の味です。(500円かかります)職人が鉄板の上の熱々うなぎパイにタレを塗り、それにバニラアイスをたっぷりのせて提供。「甘い香りが鼻にツンと来て、生きていて良かったと思える」と薮下さんは絶賛!
防災インフラのエース「首都圏外郭放水路」
埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路は、日本の防災インフラの凄さを体感できる施設。地底50m、総延長6.3kmという世界最大級の近放水路。見学の目玉は、超圧水槽。ここは洪水時に地下トンネルから流入した水の勢いを緩めるためのエリア。長さ177m、幅78m、高さ18mの巨大空間で、59本もの柱がそびえる光景から「地下神殿」の異名で知られている。5つの見学コースが用意されていて、防災コンシェルジュが命を守る備えについて楽しく、わかりやすく解説してくれます。
「雨が降っている時に行くと、ゴーっという水の音が聞こえてくる」と薮下さん。 係員が「今、縦坑に水が流れています。ここにも明日の朝くらいに到着します」と説明してくれるなど、臨場感も味わえます。
コンセプトは「美をめぐる旅~TheJourney to Beauty」 SHISEIDO BEAUTY SITE
今回紹介されたのは大阪府茨木市の施設。
「資生堂のビューティーサイト」の館内は、ミュージアムやラボ、マルシェなどが連なる一つの「美の街」のようなつくり。製品の製造現場や体験コーナーを巡りながら、ブランドの理念と品質へのこだわりを学ぶことができます。
見学コースは
化粧品を試しながら資生堂の歴史と技術を知るコース
品質検査を疑似体験できるコース がある。
工場全体が白で統一された「未来のラボ」のような雰囲気で、「メイクアップショーウィンドウ」という特殊な鏡では、歌舞伎メイクやアニマルメイクなどが自分の顔に投影されたように見える体験もできます。
見学については、「資生堂 茨木工場」のHPを確認してみてください。
今回ご紹介した施設は、タイミングや状況によっては見学をお休みしていたり、予約でいっぱいの可能性もあります。ぜひ、施設のHPをチェックして、遊びに行ってみてください!
!薮下さんからお知らせ!
今日紹介した施設も一部掲載されている「大人が楽しむ社会科見学100選」が宝島社より税込1,540円販売中です!
ぜひ、チェックしてみてください!
薮下秀樹さん
1960年、大阪生まれ。
宝島社を代表する伝説的な本『VOW』シリーズや『さまぁ~ずの悲しいダジャレ』などをはじめ、たくさんの書籍の編集を手がけていらっしゃいます。
「社会科見学のプロ」として、様々な施設を取材されています。
(TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」より抜粋)