高速道路のETC障害 システム復旧のめど立たず… 通行料金は二次元コードから後日払い可能
■午前0時半の発生から拡大 90か所以上の料金所に影響
発生から半日以上経っても復旧の見通しは立たず、影響は広がっている。東名や新東名など管内の高速道路でシステム障害が続き、料金所付近で大渋滞が起きていることから、中日本高速道路(NEXCO中日本)は通行料金を後日払いにすると発表した。ETC障害の料金所では、そのまま通行して後日ウェブから手続きできるという。
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中日本高速が管理する高速道路では、静岡県を含む1都6県の料金所でETCレーンが通行できなくなっている。ETCを制御する整備の障害が原因で、影響が及んでいる料金所は計90か所を超えている。午前0時半頃に東名高速の清水インターチェンジなどで最初の不具合が見つかってから拡大しており、復旧のめどは立っていない。
料金所付近を中心に大混雑しているため、中日本高速は午後1時半頃から通行料金を後日払いにする形を取り、渋滞解消を図っている。中日本高速の公式ホームページに掲載されている二次元コードを読み取り、個人情報の取得に同意すると、料金精算の画面に進む。
ホームページではETCを利用できない料金所の情報などを随時、更新している。午後4時15分現在、東名高速や新東名高速など静岡県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、岐阜県、三重県の1都6県にある以下の道路で影響が出ている。
【ETCが利用できない料金所のある高速道路】
・東名高速道路
・新東名高速道路
・中央自動車道
・新名神高速道路
・伊勢湾岸自動車道東海環状自動車道
・東名阪自動車道
・首都圏中央連絡自動車道
・中部横断自動車道
・東富士五湖道路
・名神高速道路東海北陸自動車道
・伊勢自動車道
・紀勢自動車道
(SHIZUOKA Life編集部)