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全国作文コンクールで入選 名張高3年の中川さん

伊賀タウン情報YOU

賞状を手にする中川さん=名張市東町で

 農業、工業、商業などの産業教育を受ける全国の高校生が参加する2024年度の「専門高校生徒の研究文・作文コンクール」で、三重県立名張高校3年の中川莉那さん(18)=伊賀市桐ケ丘=が入選した。中川さんは「驚きとうれしさでいっぱい」と喜びを語った。

 中川さんは高校1年の時、体幹を鍛えて美しい姿勢としなやかな体を作るエクササイズ「ピラティス」を習い始めた。地元の教室に通ううち、体やメンタルの変化を感じ、「これを仕事にできたらもっとたくさんの人を笑顔にできる」と確信。将来はインストラクターになり、なじみのある名張市で教室を開くのが夢になった。

 2年からは、先の起業を見据えて総合ビジネス系列の情報処理専攻を選択。マーケティングや商品開発、検定の取得に向けた勉強に励んできた。

 入選した作文「名張の現状と私のこれから」では、高校での学習を振り返り、少子高齢化や人口減少など市の課題に考えを巡らせながら、「名張市のピラティス人口を全国で1番にする」という決意を約2000字で生き生きとつづった。中川さんの作文は校内で選考後、県のコンクールを経て全国へ進み、260作品の中で最優秀賞(1点)と優秀賞(4点)に次ぐ佳作(5点)に選ばれた。

 中川さんは、卒業後は京都の大学で国際関係を学び、起業に向け視野を広げるという。

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