「これは読めない…」アナウンサー泣かせの静岡県内“難読”駅名10!【JR編】
鉄道大好き!埼玉県出身アナウンサーが独断と偏見で選んだ!静岡県内の読めない駅名10
小さい頃から鉄道大好き!今でも休みの日には鉄道に乗って全国を旅することもあります、SBSアナウンサーの松下晴輝です。 以前、私の独断と偏見で、アナウンサー泣かせの静岡県内における難読地名を紹介しました。
私も相変わらず、難しい地名は都度、読み方を調べながら日々の放送に臨んでいます。 しかし…読み方が難しいのは地名だけではありません!
静岡県内には難読“駅名”もいくつか存在しています。県民のみなさんなら「常識!」な、あの駅名も、県外出身者にとっては、実は難読でした。鉄道好きの私も、交通情報の際には思わず読み方を再確認してしまった駅名を今回は10個ご紹介します。
探っていくと、結構な数になりましたので今回は〜JR編〜です(笑)。 県民のみなさんでも、案外読めない駅名もあるかも。正しく読めるかチャレンジしてみてください!
1.来宮駅(熱海市・JR伊東線)
2.網代駅(熱海市・JR伊東線)
3.竪堀駅(富士市・JR身延線)
4.蒲原駅(静岡市清水区・JR東海道本線)
5.由比駅(静岡市清水区・JR東海道本線)
6.興津駅(静岡市清水区・JR東海道本線)
7.御厨駅(磐田市・JR東海道本線)
8.出馬駅(浜松市天竜区・JR飯田線)
9.水窪駅(浜松市天竜区・JR飯田線)
10.大嵐駅(浜松市天竜区・JR飯田線)
来宮駅「きのみや えき」(熱海市・JR伊東線)
JR伊東線において、始発駅である熱海駅の次駅です。この場所は、近くを通る東海道本線・丹那トンネルを掘削した際に出た大量の捨石を使い、埋め立てて造られたという歴史を持っています。駅から徒歩10分ほどの場所には、丹那トンネル工事での殉職者ひとりひとりの名が刻まれた碑がたてられています。
網代駅「あじろ えき」(熱海市・JR伊東線)
網代温泉の最寄り駅であり、特急「踊り子」号の停車駅では唯一の無人駅です。 駅から海まで歩いて行ける為、潮風も感じられる駅となっています。 駅名こそ「網代駅」となっていますが、熱海市網代ではなく熱海市下多賀に所在しています。JR品川駅(東京都港区に所在、品川区ではない)と同じですね。
竪堀駅「たてぼり えき」(富士市・JR身延線)
JR富士駅から山梨県のJR甲府駅までを結ぶ、身延線からも1駅ピックアップしました! 相対式の2面2線のホームを有する竪堀駅ですが、景色の良さが非常に印象的です。 天気が良い日は美しい富士山と電車を同時にみることができます。
蒲原駅「かんばら えき」(静岡市清水区・JR東海道本線)
もともとは東海道五十三次15番目の宿場町(蒲原宿)である蒲原。 1890年(明治23年)に開業された駅で、今年で135年の歴史を有する駅です。 私が静岡に移住してきて最初に感動した景色は、蒲原周辺のJR東海道本線、東名高速道路と国道1号が連なりつつ、横には駿河湾、奥には富士山がきれいに映える風景でした。
由比駅「ゆい えき」(静岡市清水区・JR東海道本線)
こちらも、もともとは東海道五十三次16番目の宿場町(由比宿)です。 『桜えびの街』としても知られる由比ですが、駅から由比漁港までは鉄道の高架下と国一バイパスの下をくぐれば徒歩10分ほどで着きます。県外の方なら、ついつい「ゆひ」と読んでしまう人も多いのでは?
興津駅「おきつ えき」(静岡市清水区・JR東海道本線)
神奈川県に『国府津駅(こうづ えき)』という東海道本線と御殿場線の駅があります。御殿場線の始発駅でもあるので、ラジオの交通情報でよく読むのですが、僕が「こうづ駅…」と読むと、リスナーから「興津は〈こうづ〉ではなく〈おきつ〉です。読み間違えてますよ」というご指摘のメッセージをいただくことが数回ありまして…。
なるほどたしかに「興津」という漢字も〈こうづ〉と読めるので、難読駅名に入れてみました。読み間違えた説が時々出ますが、間違えてません(笑)!
こちらもかつては東海道五十三次17番目の宿場町(興津宿)ですので、蒲原、由比に続いて3駅連続での紹介となります。周辺には清見寺があり、電車がその中を通過する為、珍しい光景を見られます。
御厨駅「みくりや えき」(磐田市・JR東海道本線)
2020年3月に開業した御厨駅は現状、JR東海道本線では最も新しい駅です。ジュビロ磐田の本拠地・ヤマハスタジアムの最寄り駅であるほか、駅周辺には古墳が点在しています。
出馬駅「いずんま えき」(浜松市天竜区・JR飯田線)
詳しくない方や地元の方以外は恐らく「しゅつば」と読んでしまうのでは?…何を隠そう、私も最初そう読んでしまいました(ずいぶん馬好きな人に愛されそうな駅だな…と笑) 。飯田線における、愛知県から静岡県に入って最初の駅です。ちなみに次の上市場駅までは0.6キロしかありませんよ。
水窪駅「みさくぼ えき」(浜松市天竜区・JR飯田線)
かつては水窪町がありましたので、地元の方にとっては馴染みある地名ですが、県外出身者が初見で読むにはなかなか難しいかもしれません。 飯田線を走る特急「伊那路」も停車し、調べたところ浜松市で最東端に位置する駅とのことです。
大嵐駅「おおぞれ えき」(浜松市天竜区・JR飯田線)
水窪駅のお隣に位置する、こちらの駅もなかなかの難読駅名です。トンネルに挟まれた場所に駅があるのが特徴的。すぐそばを天竜川が流れており、川の対岸は愛知県豊根村という県境に位置しています。秘境駅好きには良さが分かってもらえる駅ではないでしょうか?
いかがだったでしょうか。 10駅中いくつ読むことができましたか? 次回は、静岡県内難読地名〜私鉄編〜をお届けします。 アナウンサーとして駅名を字面で読むだけでなく、実際に全ての駅へ足を運べるよう、また休みの日には旅に出かけようと思います!