ツナ缶の原材料、マグロ以外に「カツオ」や「ブリ」もあるって知ってた!?【ツナ缶食べ比べ】
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新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
先週の「スーさん、コレもいいよ!買ってよかった!イチ押しアイテム図鑑」にて「ママクック ツナ缶油切り」をご紹介しました。その油切りのチカラもさることながら、スーさんが「油をしっかり切ったツナってこんなにおいしいの?」と感動!
しっかり切るとおいしいのはなぜか?
月曜の月1ゲスト、料理研究家の浜内千波さんに聞いてみました。
「おいしいと感じたのは、原材料の魚の味がお好きだからかと思います。ツナ缶は油が旨みになっているところもあり、ツナの元になる魚肉の味がスーさんのお好みにあっていたのかと。逆に、エキスが染み込んだ油がおいしいという方もいるので、好みが分かれるところかと思います。ちなみに私(浜内)は油をしっかり切る派です。」
原材料のお魚がポイントなようです。ということで、メーカーによって、違いはあるのか食べ比べてみましょう。ちなみに、ひとくちにツナ缶と言っても原材料はさまざま。
自分の好みを探すべく、各メーカーの「まぐろ」原材料のツナ缶、油を切る前のもの、油をしっかり切ったもの、それぞれ食べ比べていきましょう!題して、「どっちのツナ缶でショー!」。
①「まずはおさらい!はごろもフーズ シーチキンマイルド!」
まずは、おさらい。
先週、スーさんが食べたツナ缶は、はごろもフーズ シーチキンLフレークです。
油を切る前と後のもの食べ比べてみましょう!
ちなみに情報
ちなみに、「ツナ缶」とは魚を使った缶詰。
諸説ありますが、1903年にアメリカで製造されたのが最初と言われています。
「シーチキン」は、はごろもフーズの登録商標です。シーチキンは原材料の魚として「びんながまぐろ」「きはだまぐろ」「かつお」
2023年からは新しい魚種として「ぶり」を使っています。実は、原材料ごとに商品名が変わっているんです。
シーチキンLフレーク(原料:きはだまぐろ)
シーチキンマイルド(原料:かつお)
シーチキンフレーク1本釣(いっぽんづり)(原料:びんながまぐろ)
シーチキンEvery(原料:ぶり)
スー:油を切ったほうが好き!
杉山:ご飯と一緒に食べるのであれば、油切ってないほうがいい!
②いなば ライトツナ えごま油!
いなば食品の「ライトツナ」。こちらも有名ですね!
ちなみに情報
いなばでも主に4種類の魚が使われています。
きはだまぐろ、めばちまぐろ、かつお、そして、「びんながまぐろ=ホワイトツナ」
胸鰭(むねびれ)が長いので「びん長」と呼ばれます。
白いフレーク片が特徴で、高級ツナ缶詰の原料。
スー:油を切ったほうが好き!
杉山:油を切ってないほうが好き!
③ホテイフーズ ツナカルLIGHT 1/2!
ホテイフーズの「ツナカル」。
・原材料は「きはだまぐろ」
ちなみに情報
ここまで3社紹介していきましたが・・・
はごろもフーズ、ホテイフーズ、いなば食品はいずれも静岡県の企業。
実は、静岡県はツナ缶シェアの98%以上で、「ツナ缶王国」とも言われているそうです。
我々日本人が「ツナ」と呼んでいる食品のほとんどが静岡県産なのです。公式サイトには・・・
きはだまぐろを原料に国内工場で製造したツナです。 オイルハーフタイプにすることで、ツナならではのおいしさとカロリーカットを両立しました。食べやすいフレーク形態で、サラダはもちろん、パスタなどにも幅広くお使いいただけます。とあります。
スー:油を切ってないほうが好き!
杉山:油を切ったほうが好き!
④極洋 ライトツナまぐろ油漬フレーク
極洋は、東京都港区赤坂にある水産事業の会社。
ツナ缶も製造販売しています。
(静岡のシェアが98%なので、シェア2%のうちの1社!)
・原材料は、「まぐろ」と記載されています。
スー・杉山:油を切ってないほうが好き!
やっと一致!
みなさんも、油を切るかどうか試して好みのツナ缶を探してみてください!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)