【泊まれるスーパー銭湯】京王線・小田急線 永山駅1分「竹取の湯」で朝まで過ごしてみた / 快適すぎてリピート確定
朝まで営業しているスーパー銭湯の「仮眠スペース」が充実していれば、ビジネスホテルよりも安く、そこそこ高級なホテルよりも快適に滞在できてしまう。ってことで、毎週のように「泊まれるスーパー銭湯」に通って調査しているわけだが……
今回訪れた「竹取の湯」はかなり良かった。駅前という立地ながらそこまで混雑しておらず、お風呂もお休み処も超充実。スーパー銭湯に泊まるのはちょっと……という方でもきっと過ごしやすい施設だと思うので以下で詳しく紹介したい!
・竹取の湯
編集部のある新宿から京王線で約30分、竹取の湯は「京王永山駅」もしくは「小田急永山駅」から歩いて1分もかからない場所にある。
改札を出て右手のペデストリアンデッキ(歩行者専用の高架橋)を直進すれば、もう目の前がゴール。ちなみに駐輪場は無料で、駐車場も無料サービスあり。詳しくは公式ページを確認してほしい。
・朝まで営業
看板に「毎日朝まで営業」と書いてある通り、営業時間は朝9時〜翌朝8時30分。日曜日〜木曜日は、大浴場は深夜3時まで(サウナは深夜2時まで)、朝は6時から7時30分まで利用できるようだ。
そんでもって、店内レストランは22時までなので朝食を食べるなら退館後となる。もちろん朝風呂にも入りたいので、早めに退館してどこかでモーニングを食べる予定。“スーパー銭湯泊” は早寝早起きに向いているのだ。
・料金プラン
入館料金は一般・大人2500円。朝まで利用する場合は「深夜料金(深夜1時〜朝5時)1900円」が追加されるため合計4400円となる計算。
入館料には館内着・岩盤着・タオル・歯ブラシ・髭剃りなども含まれている。今回は利用しないが、都内最大級の岩盤浴に入り放題というのが同施設の特徴だ。1日フル活用できることを考えると決して高くはないというか、むしろ安いと言える。
・男湯へ
入退館管理や自販機・レストラン等の支払いは「下駄箱のリストバンドキー」で行う仕組み。
館内で財布を持つ必要はないので脱衣所のロッカーに荷物を預けつつ、そのままお風呂に入ることにした。
入浴エリアは北海道長万部二股の湯をはじめ、ジェット風呂、電気マッサージ風呂、寝転び湯、そして高濃度炭酸泉などバラエティ豊かである。平日21時台はかなり空いていて、7〜8人がのびのびと入浴を楽しんでいた。
さらに広々としたサウナ室は100度を超えていてしっかり熱い。ビート板から少しでもはみ出るとヤケドしそうなほど熱い! 水風呂(17〜18度)も広くて快適。サウナ・水風呂・リクライニングチェア・炭酸泉の3セットで完璧に仕上がった。
・館内
風呂上がりに広い館内を見学することに。
マップによると、休憩処は4階と5階にあるっぽい。
3階の脱衣所前にはレトロなゲームコーナーがあって……
4階には漫画コーナー(約2万冊らしい)、休憩処にはクッションが散らばっていた。ここで寝ている方もチラホラいる様子。
同じフロアの奥には昭和のちゃぶ台を再現したレトロな休憩スペースもある。他に有料個室なんかもあるそうだ。
そして5階には「無料のリクライニングチェア」と「有料の個別シート(スーパーシート)」がある。案内曰く、スーパーシートは22時から8時まで1000円らしい。
・どこで寝るか
ひとまず4階の休憩処で無料のお茶を飲みつつ作戦を練ることに。さてさて今日はどこで寝ようか。無料のリクライニングチェアでも良さそうだが……
やはり薄暗いスーパーシートが気になる! ってことで、プラス1000円のスーパーシートで寝ることにした。フロントで空き状況を確認し、1番端っこのフルフラットシートを選んで番号札をゲット。
こちらが有料エリアである。
どうやら私が1番乗りらしい。ただフルフラットシートが並んでいるわけではなく、ブースごとに敷居があるのでプライベート空間が確保できている。これは思ったよりもいいぞ。
というわけで、おやすみなさい。
・翌朝
夜中に目覚めることもなく5時半に起床。結局、スーパーシートを利用していたのは私ともう1人だけだったようだ。お風呂は6時からなのでゆっくり準備をして6時ジャストに男湯へ。ほぼ誰もいない朝の館内はとても広く感じた。
・チェックアウト
朝風呂でスッキリ目覚めたら準備をととのえてチェックアウト。駅前という立地だから通勤も超スムーズ。駅前のモスバーガーで朝食を食べて出発したのだった。
新宿まで30分という距離感なので使い勝手は良い。施設が充実している割に意外と空いているから本当にオススメだ。覚えておくべし!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:永山健康ランド「竹取の湯」
住所: 東京都多摩市永山1丁目3-4 3F〜5F
時間:朝9:00〜翌朝8:30
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.