煉獄杏寿郎の名言TOP8!「心を燃やせ」「よもや」などセリフを一挙におさらい【鬼滅の刃】
煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)は、鬼殺隊の頂点である9名の柱の1人です。炎柱である煉獄はその登場から退場に至るまで、読者に鮮烈な活躍を見せ続けたキャラクターでした。
誠実で優しく、心の炎を燃やし続けた彼は、作中で多くの名言を残しています。今回はそんな煉獄杏寿郎の名台詞をランキング形式で紹介。
※この記事は『鬼滅の刃』の重要なネタバレを含みます。
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『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎の名言TOP8!基準は?
本ランキングはいかに読者の心を震わせたかを評価する「感動度」をベースに、その言葉自体が持つ意味合いや影響力などを加味して決定しています。
ここからはランキング1位の名言から順番に、登場シーンなどの詳細を徹底解説!ファンの方々の反応もあわせて紹介しているので、そちらも是非チェックしてください。
1位:「心を燃やせ」
登場巻:8巻66話
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』キービジュアルのキャッチコピーにも選ばれたこの言葉は、死の間際に煉獄が炭治郎たちに遺した言葉の一部です。「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ 歯を食いしばって前を向け」と、彼は後輩たちに未来を託します。
悲しみに負けるのではなく耐え、前を向け。死の間際に遺したこの言葉は、主人公である炭治郎の心に強く、深く燃え続けることになります。それはまるで心に灯された炎(ホムラ)のように……。
2位:「老いることも死ぬことも 人間という儚い生き物の美しさだ」
登場巻:8巻63話
鬼へと勧誘する猗窩座との問答の中で登場する台詞です。人間の死や老いという儚さを美しさ・尊さだと語った煉獄は、だからこそ自分が鬼になることはないと断言しました。
不死性を優位なものとして捉える猗窩座とは対照的に、煉獄は人間には終わりがあるからこそ、燃える強さと美しさがあると考えているのです。彼の強さの理由が、この揺るぎない信念から垣間見ることができます。
命は有限だからこそ、煉獄のように強く立ち上がって前へ進んでみよう。そう思わせてくれる深い名言です。
3位:「胸を張って生きろ」
登場巻:8巻66話
こちらは猗窩座戦終了後、涙を流す炭治郎に向けて言った台詞です。自身の死を悟った煉獄はこの言葉で炭治郎を励まし、さらに「自分の弱さや不甲斐なさに打ちのめされても前を向け」と語りかけました。
このとき、炭治郎は猗窩座を取り逃がしてしまった直後。自責の念に押し潰されてもおかしくない状況でした。煉獄はそれを見抜き、「胸を張って生きろ」と激励の言葉をかけたのでしょう。死の間際まで周りの人々を想う、彼の優しさが詰まった名言です。
4位:「今度は君たちが 鬼殺隊を支える柱となるのだ 俺は信じる 君たちを信じる」
登場巻:8巻66話
煉獄が死の間際に遺した一連の台詞の一部で、これは炭治郎たち4人に向けられた言葉です。瀕死の身体であっても、煉獄はきちんと正座をした上で、師として炭治郎に語りかけます。
煉獄は列車内で彼らを見ていました。隊士としての歴は浅くとも命を賭して鬼と戦い人間を守り続るという使命を全うし続けていた若き力に、煉獄は決して折れぬ“強さ”を見出したのでしょう。だからこそ彼は、鬼殺隊の未来を彼らに託せたのです。
万感の思いを込め告げられたこの言葉が、煉獄が発した最期の言葉となりました。
5位:「母上、俺はちゃんとやれただろうかやるべきこと 果たすべきことを全うできましたか?」
登場巻:8巻66話
この言葉は実際に発せられた言葉ではありません。家族への遺言、そして後進たちへ意志を託した後、煉獄の瞳に映ったのは、早くしてこの世を去っていた母の姿でした。母から託された“使命”を果たすため奮闘を続けた煉獄が心で問うたこの言葉に、母は優しく微笑みかえします。
「立派にできましたよ」
その言葉を聞いた煉獄は、柔らかな笑顔を浮かべてこの世を去りました。彼を照らす柔らかな陽光とあわせて、寂しくも温かな気持ちになる台詞です。
6位:「俺は俺の責務を全うする! ここにいる者は誰も死なせない!!」
登場巻:8巻64話
猗窩座との死闘によって、片目は潰れ肋骨も砕け満身創痍の煉獄。対する猗窩座の負った傷は鬼の回復力で瞬く間に治ってしまいます。優位を確信する猗窩座は人間では鬼には勝てないと言いますが、それに対し煉獄が放った言葉がこちら。
猗窩座を倒すことではなく、「誰も死なせない」ことを彼は最初から目指していたのです。幼き頃に母から託された言葉を“責務”として胸に宿し、実際に実行し続ける煉獄の生き様が心に沁みます。
7位:「強さというものは 肉体に対してのみ使う言葉ではない」
登場巻:8巻63話
突如として現れた上弦の参・猗窩座(あかざ)。彼は満身創痍の炭治郎を弱者と判断し、卑劣にも無言でとどめを刺そうとしましたが、それを煉獄が阻止します。煉獄の強さを認めた猗窩座は、彼を不死たる鬼へと誘いました。
「杏寿郎 なぜお前が至高の領域に踏み入れないのか教えてやろう 人間だからだ 老いるからだ 死ぬからだ 鬼になろう 杏寿郎」
しかし、対する煉獄は猗窩座に人間という生き物の美しさ・尊さを説き、この言葉を返しました。肉体の強さだけでなく、尊き心を兼ね備えた煉獄だからこそ心に響く台詞ですね。
8位:「自分の心のまま正しいと思う道を進むよう伝えて欲しい」「 体を大切にしてほしい」
登場巻:8巻66話
相打ち覚悟で猗窩座を拘束するものの、あと1歩のところで猗窩座は逃走。残された煉獄は命の終わりを悟った上で、弟の千寿郎(せんじゅろう)と父の槇寿郎(しんじゅろう)にこの遺言を遺します。
剣術が不得手で鬼殺隊にも継子にもなれなかった千寿郎には、自分を信じて前に進み続ける意志を。酒に溺れた槇寿郎には自身の身体を労わることを望みました。後にこの言葉は、煉獄を看取った炭治郎によって家族に届けられることになります。
【番外編1】煉獄さんの口癖/独特なセリフを紹介!よもやよもやだ!
「よもやよもやだ」
無限列車にて魘夢の術から目覚めた煉獄が口にした言葉です。現状を察した彼は、自分が寝ている間に戦いが始まっていたことに対して驚きと自身の不甲斐なさを込めて「よもやよもやだ」と口にしました。
「よもや」はまさかという意味の言葉で、一般的にはあまり繰り返して使いません。それを2つ重ねて、煉獄は内面から溢れ出る感情を言葉にしたのでしょう。勢いのある語感も含めて、非常に煉獄らしいセリフです。
「うまい!うまい!うまい!」
無限列車に乗り込み牛鍋弁当を頬張る煉獄は、ひと口ずつ噛みしめるように「うまい!」を連呼。11人前を平らげるという大食いっぷりと、一心不乱に「うまい」と食べ続けるチャーミングな姿が印象的なシーンです。
食べるのも味わうのも、美味しさを口にするのも常に全力で、彼の人柄が感じられるひと言ですね。
「うむ!」
相槌としてよく登場するのが「うむ!」です。初登場は柱合会議で、炭治郎が鬼舞辻無惨を倒すと宣言したシーン。煉獄はその大胆な発言を嘲笑せずに、真正面から受け止め「うむ!いい心掛けだ」と声をかけました。
「うむ」と相槌を打ちつつ「だが知らん」と続けることも。まずはちゃんと話を聞いて返事をするという彼の礼儀正しさが、この口癖に表れているのでしょう。
【番外編2】煉獄の母・煉獄瑠火(るか)の言葉も心に沁みる
「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」(8巻64話)
猗窩座は煉獄の身体を腕で貫きながら「お前は選ばれし強き者なのだ!」と言います。それが引き金となり、煉獄の脳裏には幼き頃の母の言葉が蘇りました。それがこの台詞です。
「決して忘れることなきように」と言われたこの使命を、煉獄はこの日まで全うし続けてきました。彼の剣士としての根幹を成す言葉とも言えるでしょう。
生きる意味を見出すことはリアルではなかなか難しいかもしれません。しかしこの親子のあり方を観ていると、生きる意味や使命を持つことの大切さが伝わってきます。
煉獄さんの最期の言葉は感動のセリフばかり!
今回は『鬼滅の刃』の人気キャラクター煉獄杏寿郎の名言をランキング形式で紹介しました。皆さんの好きな名言はランクインしていましたか?
煉獄の活躍は、本編全体を通してみるとそれほど長く描かれているわけではありません。「無限列車編」という僅かな活躍期間にも関わらず、彼の人気や存在感は作中でもトップクラスを誇ります。彼の残した数々の言葉は、炭治郎の中ではもちろん、我々読者のなかにも生き続けることになりました。
ちなみに2025年7月には本作を締めくくる、映画「無限城編」の第一章が公開されます。それに伴い、過去エピソードがテレビ放送されるなど、『鬼滅の刃』を復習する機運が高まってきました。これを機に「無限列車編」をチェックし、煉獄の活躍と名言を改めて味わってみてはいかがでしょうか!