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昔はチョコレート味?なんで“マルセイ”? 「マルセイバターケーキ」の歴史を担当者に聞いてみた

北海道Likers

画像:北海道Likers

濃厚な味わいがリッチで美味しい、と最近話題のバタースイーツ。

今回は十勝・帯広の銘菓『六花亭』より、北海道らしさがありつつもバターケーキ界では個性が際立つ『マルセイバターケーキ』をご紹介します!

ファン多数! マルセイシリーズでも際立つ黄色のケーキ

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マルセイシリーズは、『六花亭』の大人気商品です。特に道民の方なら、パッケージを見ただけでピンとくる方もいますよね。

『バターサンド』や『バターキャラメル』など、マルセイシリーズファンの方は多いのではないでしょうか?

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そもそも「マルセイって何?」「マルセイバターケーキの歴史とは」などみなさんの疑問を解決するべく、『六花亭』文化広報部の須藤さんにお話をお聞きしました。

実食レビューと併せて商品の魅力をたっぷりお伝えします!

ところで、“マルセイ”ってなに?

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実は『マルセイバターケーキ』のパッケージ裏に、こんな説明が載っているのをご存知でしたか?

成の字を丸で囲った『マルセイ』は、十勝・帯広開拓の祖である『依田勉三翁(よだ べんぞう)』が結成した『晩成社』の屋号です。そして彼らが帯広で初めて作ったバターが『マルセイバタ』です。

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『六花亭』が『マルセイ』を採用した経緯について『六花亭』文化広報部の須藤さんにお聞きしました。

『六花亭』文化広報部・須藤さんに聞いてみた!
六花亭と晩成社は直接の関わりはありません。
帯広の郷土史家の方の発案で、十勝で最も早くからバターを製造した晩成社の“マルセイバタ”のラベルのデザインを採用しました。

直接の関わりはないものの、道産バターを100%使用した『六花亭』のマルセイシリーズには、十勝開拓の歴史が込められているんですね。

昔はチョコレート味だった? マルセイバターケーキの歴史

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スポンジ生地にサンドされているのは、ローストされたくるみとキャラメルクリームです。

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写真でわかるように、あえてくるみにすき間を作ることで、絶妙な空気加減が味を作っているのだそうです。

ここで思い出すのは数年前のこと。筆者が以前から食べていた『マルセイバターケーキ』は、見た目こそ変わっていませんがチョコレート味だったような……。

『六花亭』文化広報部・須藤さんに聞いてみた!
2016年に、チョコガナッシュ入りを発売しました。その後、2023年にマルセイバターケーキ(くるみ)が加わり、しばらくは2種類を併売していました。
クルミがとても好評だったことから、2024年5月からチョコガナッシュを終売とし、くるみに一本化しました。

くるみにリニューアルされた以降も、黄色のパッケージや商品名はそのまま引き継いでいます。

バターケーキとくるみの相性は?

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一口食べて納得、以前のチョコレート味も好きでしたがくるみ味もとっても美味しい! しっとりとバター風味豊かな甘いスポンジと、ローストしたくるみのバランスが抜群です。キャラメルクリームのほろ苦い甘みがアクセントとなっています。

バターケーキというと真っ白なバタークリームをイメージしますが、こちらは生地にたっぷりとバターが使用されているそうです。食べると口の中に溶かしバターのような風味が広がりました。

「マルセイバターケーキ」の詳細情報

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マルセイバターケーキ
販売場所:六花亭各店舗、六花亭オンラインショップ
価格:4個入り 620円・5個入り 820円・10個入り 1,630円

北海道Likersライターのひとこと
『六花亭』のマルセイシリーズが大好きで、見かけるとついつい買ってしまいます。
リニューアルしたくるみ味もこれからお土産の定番になりそうです!
「くるみ味食べたことある?」と会話のきっかけにも、ぜひお土産に買ってみてはいかがでしょうか?

文/なぎ

【参考】六花亭公式HP
【画像】北海道Likers

※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

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