ハセガワがこだわり抜いたバイクに、懐かしロボットも!「全日本模型ホビーショー」レポート
10月11〜13日の日程で東京ビッグサイトで開催された「全日本模型ホビーショー2024」。今年で62回目を迎えるプラモデル、ラジコン・鉄道模型などの模型玩具の製品見本市です。およそ90の企業や組合が参加しました。模型の世界首都・静岡からも複数の企業が参加しています。
静岡ホビーショーも取材した青木が最終日の模様をレポート!最後は「ハセガワ」をピックアップ!
ハセガワは1941年創業のプラモデルメーカー、焼津市に本社を置きます。
「飛行機のハセガワ」として知られるほど航空機の模型が有名です。他にもアニメ作品のキャラクター系のモデルや車も充実しています。
今回のホビーショーは入り口そばのブースが、ハセガワを挟んで、タミヤとアオシマと並んでいました。「模型の世界首都・静岡」ここにあり!というような静岡県民としてなんだか嬉しい気持ちになりました。
ホンダXLR BAJA
会場にいたスタッフさんにイチオシはどれですか?と尋ねるとすぐにこちら!と案内してくださったのがこちらの新商品。
世界で最も過酷なオフロードレース「バハ」の名を冠した本格ランドスポーツバイクです。製作にあたっては、1991年式のバハの実車を徹底的に取材したそう。金型も完全新作ということで、一つ一つのパーツも細かいところまで再現するなど、こだわり抜いたものとなっています。
来場者のみなさんも1つ1つをじっくりと見て、スタッフさんとのパーツ談義に花を咲かせていました。
そして、無塗装でそのまま組んでもこの仕上がり!
普段プラモデルは手を出さないけど実車は好き…という方でも満足できるはずです。
そして会場にはなんと実車もありました!しかも、こちらはハセガワの社員さんの私物だそう。大好きなものだからこそ、こだわりもすごくなるんですね。
二代目アイアンギアー
私が個人的に熱かったのは懐かしのロボットアニメのプラモデル。「戦闘メカ ザブングル」から、二代目アイアンギアー(写真右手前)です。
アイアンギアーはロボットや乗組員を運ぶ戦艦なんですが、TVアニメでは人型ロボットに変形して戦うという描写があります。今回のプラモデルは変形機構は搭載しておらず、移動艦としてのみの再現。いつかこのハイクオリティで完全変形できるバージョンも待ち望まれます。
1/500のサイズなんですが、圧倒的存在感! パーツカラーも6色にあらかじめ色分けされているので、無塗装でも色鮮やかな仕上がりです。
同じく1/500スケールのウォーカーギャリアやザブングルといったロボットも付属します(写真左手奥)。数多くのマシンを一緒に並べたディスプレイはいつまでも見ていられそうです。
さて、青木の県内企業レポートはここまで。各社の気合の入ったブースはとても満足度が高かったです。また、静岡ゆかりの企業がそれぞれの強みを生かしながらも、挑戦し続ける姿勢を感じることもできました。
来年5月には静岡ホビーショーも開催されます。次はどんな新商品が並ぶのか!これからもこの業界が、模型の世界首都・静岡から盛り上がっていきそうですね!
タミヤとアオシマのレポートもぜひご覧ください!
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