日常的に「ストレスがある人」の意外な原因になっているかも…。モノが多いことで起こるデメリット
モノが多い家に暮らす人は、モノが多い家に暮らすことでさまざまなデメリットが起こっているのですが、モノが多い家に暮らすことに慣れているため、デメリットを自覚していない方が多いです。まずは、モノが多い家に暮らす3つのデメリットを自覚したうえで、どのように片付けていったらよいのか検討していきましょう。
1.必要以上に時間を消費している
多くのモノを管理するには、かなりの時間を要します。モノが多いと探し物をする時間がどうしても多くなり、必要以上に時間を消費してしまっています。家にあるはずだけど、モノが多くどこに何があるか把握できていないため、結局買い物に行ってしまう……ということを繰り返しているうちに、モノがさらに増えてしまうという悪循環に陥ってしまっています。
人生において、探し物をしている時間ほど無駄なことはありません。モノが多い家に暮らすことで、大切な時間を必要以上に消費してしまっていることを改めて自覚し、自分がどんな時間を大切に過ごしていきたいのか、自分自身と向き合ってみましょう。
2.選択肢が多すぎて決められない
モノが多いと、日常的な選択に必要以上に時間がかかってしまいます。例えば、朝の身支度で洋服を選ぶ際、オフシーズンの洋服や何年も着ていない洋服がぎゅうぎゅうに詰め込まれたクローゼットから、今日着ていく洋服を選ぶのは思っている以上に時間がかかってしまい、日常的なストレスとなっています。
日々の暮らしで繰り返される洋服選びや、家事のルーティーンに必要な道具などのモノを厳選し、選択肢を少なくすることで、日々の選択にエネルギーと時間がかからないようにし、ストレスを減らしていきましょう。
3.スペースの無駄使い
モノが多い場合、収納スペースにモノが収まらないので収納アイテムや家具をを追加したり、収納アイテムの活用に工夫が必要となり、そのためのリサーチや収納アイテムの購入から設置に時間を取られてしまいます。モノと向き合うことをせず、収納アイテムを追加していることも多く、実は必要ではないモノを収納するのにスペースと時間を無駄に使ってしまっています。
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モノが多い家に暮らしているデメリットをご紹介しました。モノが多い家に暮らしていると、モノの管理に時間とエネルギーを奪われ、日常的なストレスが増加してしまいます。探し物をしている時間は思っている以上に人にストレスを与え、家族同士のコミュニケーションにも大きく影響します。モノが多いことで起こるデメリットが原因で、家族が衝突するのはとてももったいないですよね。
モノありきで家の片付けを捉えるのではなく、そこに住む人にフォーカスして片付けを捉えると、片付けに対する価値観が変わり、モノの持ち方や今後の買い物の仕方も変わってくるのではないでしょうか。改めて自分がどんな時間を大切にしたいのか? 考えてみてください。
Kazuko/整理収納アドバイザー 整理収納教育士