市立図書館映画上映会 節目の100回到達へ シリウス開館から8年で
大和市文化創造拠点シリウスの開館当初から始まった「市立図書館映画上映会」(主催/やまとみらい)が9月12日(木)、同館1階のサブホールを会場に節目の第100回を迎える。「映画の素晴らしさを幅広い世代の人たちに」と歴代の担当者がつないできた人気の企画は、およそ8年かけて大台に到達する。
図書館映画上映会は、シリウスが開館した2016年11月に第1回が開かれた。この時の上映作品はミュージカル映画「マンマ・ミーア!」で、来場者は43人だった。
以来、洋の東西を問わず実写からアニメ、ドキュメンタリーまで幅広い作品を上映。米アカデミー賞を受賞した「レナードの朝」(第10回)や邦画作品の「おくりびと」(第78回)、36年ぶりの続編が話題となった「トップガン」(第98回)、親子むけの「怪盗グルーの月泥棒」(第26回)など、さまざまな作品がスクリーンを彩ってきた。
現在、4代目の責任者を務める図書館スタッフの中山沙穂さん(31)は、担当者5人と知恵を出し合いながら上映会を運営してきた。
上映作品はスタッフ間で話し合いながら決め、来場者アンケートで挙がったリクエストにも積極的に応えてきたという。中山さんは「巡り合わせで第100回の節目に立ち会えることは、私たちにとって光栄なこと」と話す。
映画館の雰囲気を
中山さんたちが第100回の作品に選んだのは、アカデミー賞3部門に輝いた「ベンジャミン・バトン〜数奇な人生〜」(09年)。ブラッドピット主演の感動作だ。
会場は、普段使われているシリウス6階講習室から1階のサブホールに変更する。ホールは客席が階段状で鑑賞やすいことから、中山さんは「本物の映画館さながらの雰囲気で楽しんでいただければ」と期待する。
福田出身の中山さんは、映画好きの父の影響もあり、かつてつきみ野にあった映画館に足しげく通っていた。
最近観た中で印象に残っているのは、アカデミー作品賞に輝いた「グリーンブック」だといい、「本作は上映会でも取り上げており、図書館のシアターブースでも観られるので、ぜひご来館を」と呼びかける。
第100回映画上映会は、シリウス1階サブホールで9月12日(木)午後1時30分から。鑑賞無料で定員200人。9月1日(日)午前9時から4階カウンターで入場整理券を配布。一人3枚まで。なくなり次第終了。
(問)市立図書館【電話】046・263・0211。