妻田薬師、縁日にぎわう 名物「素人芝居」の披露も
妻田薬師(厚木市妻田西)の縁日が10月12日に開催され、多くの地域住民でにぎわいを見せた。
縁日は、妻田薬師保存会(小島一郎会長)が中心となり開催している。会場では午後1時から縁日大法会が挙行され、1年でこの日にだけ販売される縁起物の団子「お目ん玉」も販売。ハワイアンや軽音楽などのステージもあり、縁日の雰囲気を盛り上げた。
同保存会ではかつて縁日で行われていた「大衆演劇」を復活させようと、2017年から素人芝居と銘打った舞台を披露している。今年は「地蔵横丁商店街」奮闘記と題し、青果店や鮮魚店、骨董品店、居酒屋などを営む商店主らの日常やドタバタ劇をコミカルに描いた。6月ごろから準備を進めてきた出演者は、時折セリフや進行を忘れながらも軽妙なアドリブで乗り切り、1時間以上におよぶ本格的な芝居を演じ切った。
小島会長は、「3連休の初日で晴天にも恵まれ、最高の条件の中で多くの方にご来場いただいた」と振り返り、「これからも妻田薬師が地域で愛される存在となるよう、活動を続けたい」と話した。