後半に追い上げ、ラグビーの三重ホンダヒートが首位の埼玉ワイルドナイツと対戦
ジャパンラグビーリーグ1の三重ホンダヒートは1月12日、3勝無敗で首位を走る強豪の埼玉ワイルドナイツと対戦、24対48で敗れた。5対33で折り返した後半、一時は24対33と9点差にまで詰め寄る粘りを見せたが、ヘッドコンタクトによるイエローカードで数的不利になるなど、逆転勝利の奇跡には届かなかった。
この日の会場は埼玉県の熊谷スポーツ文化公園ラグビー場。埼玉はリーグ随一の正確な技術を持ち、緻密なDFが持ち味とされる強豪だ。試合開始から立て続けに3トライを許す立ち上がりで、前節でも活躍したレメキ・ロマノ・ラヴァ選手が3人を振り切ってトライして得点するも、前半は5対33とリードされた。
後半、三重は3人のメンバーを入れ替えて攻撃開始。レメキ選手が2トライ、1年目の期待の新人、岡野喬吾選手が相手2人を引きずりながらトライを奪うなど24対33にまで追い上げ、逆転への期待も抱かせたが、ヘッドコンタクトによるイエローカードで数的不利になり、2トライを許し、点差を広げられた。
キアラン・クローリーHC(ヘッドコーチ)は「前半は不用意なキックで相手にチャンスを与えるなど、自分たちで首を絞めてしまった。ハーフタイムで意思統一し、後半は改善できた」とコメントした。昨シーズンは埼玉とは70点とられて敗戦(12対70)しており、「そこから長い時間をかけて今季を迎え、2勝を得たことには満足している。リーグ全体の競争が激しい中、勝ち点1を争う競争ができている点は素晴らしいと思う」などとも話した。
ここまでの4試合を終え、三重は2勝2敗。第5節の次戦は地元、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で東京サントリーサンゴリアスと対戦する。