「神戸夜明けのしらす」も「くぎ煮」も、『直売所』に来れば垂水の名産品が揃います 神戸市
垂水駅から南に歩いて約10分、エメラルドグリーンの屋根にピンクの壁が映える建物があるのをご存じですか?
こちらは『神戸市漁業協同組合直売所』(神戸市垂水区)。すぐそばの漁港で水揚げされた地魚をはじめ、地元の名産品が集まる直売所です。
隣接する『垂水漁港食堂』の大人気メニュー「シラス丼」に使われる「しらす」も、ここに来れば購入できるんです。
店内には複数の冷蔵・冷凍ケースが置かれ、壁沿いには海苔などの加工品が並んでいます。豊富な品揃えにワクワク♪
しらすコーナーを発見!「釜揚げしらす」や、名物「神戸夜明けのしらす」も。
「夜明けのしらす」とは、午前4時の漁で水揚げされる透明度の高いしらすのこと。26軒の神戸の漁師だけに許された特別な漁で、プランクトンを食べる前のしらすは透き通るような美しさなのだそうです。そこで獲れたしらすを漁港のすぐそばにある加工場で釜ゆでするので、鮮度抜群です。
釜ゆで後でもわかる透明感。食べてみると、ふわふわ!雑味がなく旨味たっぷりです。しっかり塩味も感じるのでそのままでも美味しくいただけます。
ご飯にたっぷり乗せてゴマをパラリ、出汁醤油をかければ立派な「シラス丼」の完成です。
以前、『垂水漁港食堂』も取材させていただいたことがありますが、同じしらすを使っているので、かなり再現度は高め!家でも美味しいシラス丼が食べられるなんて幸せです。
こちらの「さわら」も垂水漁港で獲れたもの。漁師さんが一本釣りし、身が傷まないように締め、一つ一つ丁寧に加工されているそうです。
冷凍で販売されているので、冷蔵庫で解凍し(1〜2日ほど冷蔵庫で味噌を馴染ませるのがおすすめだそう)、そのまま焼いていただきます。
贅沢にごろっと離れる身は弾力があり、甘味のある味噌がしっとりと馴染んでなんとも上品な味です。ご飯にも、お酒のお供にもぴったり。贈り物にも喜ばれると思います。
他にも、須磨で育った「神戸サーモン」などを詰め合わせて贈られる方もいらっしゃるのだとか。
地元の名店とコラボした「しらすオイル漬け」や、「ちりめん佃煮」など、贈り物にぴったりなものはまだまだたくさん。同店から発送もできるので、便利です。
垂水は「いかなごのくぎ煮」の名産地でもありますが、昨今のいかなご不漁により生産量が限られています。そこで生まれたのが「くぎ煮しらす」です。
くぎ煮のタレを使ってしらすを炊いたものです。いかなごよりも少し小ぶりなしらすですが、その分甘辛い“あの味”がしっかりと染み込んで、ご飯によく合います。柔らかいので、小さなお子さんも食べやすいと思います。
漁港・加工場のすぐそばにある直売所なので、どれも新鮮であるのはもちろんのこと、お安く手に入ることも特徴です。シャキシャキの「舞子塩わかめ」594円(税込)や須磨のりの「のり佃煮」324円(税込)などは普段の食卓に加えると、満足度が向上すること間違いなし。
ここに来れば、ごはんが楽しみになるような逸品に出会えるまさに“穴場”。垂水らしいお土産を探す時や、美味しいごはんのお供を探す時には欠かせない場所です。
場所
神戸市漁業協同組合直売所
(神戸市垂水区平磯3-1-10 垂水漁港内)
営業時間
9:00~16:30
定休日
なし
※年末年始・お盆などの臨時休の場合は公式Instagramでお知らせあり
問い合わせ
078-708-1616
駐車場
あり
※垂水漁港「水産会館」前駐車場(200台収容)の利用が可能
※1日1台600円ですが、直売所利用時間に限り無料(入場の際、駐車場係員に直売所利用の旨お伝えください)