英語の過去形、疑問文のチャレンジ問題をお届け!【NHK基礎英語シリーズ】
NHK「中学生の基礎英語 レベル1」テキストで連載中の「英語力アップ エマ先生の特別レッスン」(5月号)から、チャレンジ問題をお届け!
今回は過去形や疑問文などを取り上げます。
過去形は動詞の形が変わるし、疑問文は語順が入れ替わるし……難しいですよね。でも、これを突破できると、自分が過去のある時点に行っていたことや、過去の習慣を伝えることができたり、いろいろな形で質問をして相手に興味があることを示したりすることできます。どちらも会話を弾ませるために使える表現なので、ぜひトライしてください。
もうバッチリという方は、問題をただ解くだけでなく、どうしてそれが正解になるのか先生に代わって解説してみてください。自分のことばでしっかり解説する、これが結構難しい! そのぶん、頭の中も整理されますよ!!
【チャレンジ問題】
[ ]内の単語を並びかえて、
意味の通る文にしよう。
Q1.
A: Is this your pen?
B: Yes thank you. Where did you find it?
A: [ under / it / the chair / was ] in the science room.
_____________________ in the science room.
Q2.
A: [ go / let’s / this / shopping ] weekend.
B: Good idea.
_____________________ weekend.
Q3.
A: [ be / in / noisy / don’t ] this place please.
B: Sorry.
_____________________ this place please.
Q4.
A: [ you / were / the library / in ] yesterday?
B: Yes. I borrowed some books.
_____________________ yesterday?
Q5.
A: [ many / did / hamburgers / how ] you eat?
B: I ate three.
_____________________ you eat?
【先生の解説】
Q1.
B が Where とたずねているので、場所を答えればよさそうです。答えは、It was under the chair (in the science room).です。
英文の意味
A:これはあなたのペンですか?
B:そうです、ありがとう。どこで見つけたのですか?
A:理科室の椅子の下にありました。
Q2.
let’s があるので「~しましょう」と誘う文にするとよさそうです。[Let’s+動詞の原形]で英文を始めます。答えは、Let’s go shopping this (weekend).です。go shopping で「買い物に行く」という意味になります。
英文の意味
A:今週末、買い物に行きましょう。
B:いいですね。
Q3.
B が Sorry. とあやまっているので、A は注意しているようです。「~しないで」という英文は、[Don’t+動詞の原形]で始めます。be 動詞の原形は be です。答えは、Don’t be noisy in (this place please).です。
英文の意味
A:この場所では騒がしくしないでください。
B:すみません。
Q4.
文の最後にクエスチョンマークがあるので疑問文です。be 動詞の過去形を使った疑問文は[Was / Were+主語]で始めます。答えは、Were you in the library (yesterday)?です。
英文の意味
A:あなたはきのう、図書館にいたのですか?
B:はい。何冊かの本を借りました。
Q5.
B が数を答えているので、「いくつ?」と質問するとよさそうです。数をたずねるときには how many を使い、あとにはふつうの疑問文の形を続けます。答えは、How many hamburgers did (you eat)?です。
英文の意味
A:あなたはハンバーガーをいくつ食べましたか?
B:3つ食べました。
いかがでしたか? 何問正解できたでしょうか? 今回間違ってしまったところは、復習できるとすばらしいですね。
「中学生の基礎英語 レベル1」で連載中の「英語力アップ エマ先生の特別レッスン」では、毎月の学習項目にあわせて力試しができます。あつかっているレッスンページも掲載しているので、キーフレーズやくわしい解説も確認できますよ。
また、「中学生の基礎英語 レベル1」8月号は総復習号! これまでの学習内容のエッセンスを復習できるほか、特別付録「重要文法&重要フレーズ 完全マスター練習帳」では、これまで学んだことが身についているかどうか、さまざまな形式の問題で確認できます。間違えることを恐れずにトライすればするほど、理解は自然と深まっていくものです。ぜひ活用して、これまで学んだことを完ぺきにしてください!!
◆出題:本多 敏幸(ほんだ・としゆき)
1959年東京都生まれ。都留文科大学非常勤講師。ELEC 同友会英語教育学会会長、英語授業研究学会理事。文部科学省における新学習指導要領作成に関する委員。著書に『本多式中学英語マスター』(シリーズ3 冊、文藝春秋)、『新・若手英語教師のためのよい授業をつくる32 章』(教育出版)、『中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK 出版)など。YouTube「本多敏幸 英語教育ルーム」にて英語学習者や教員向けの動画を投稿。
◆文:キソ5号(NHK「基礎英語」テキスト編集部)