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ジョン・ボン・ジョヴィ、人命救助の映像に心ない声も「ヤラセだ」「完璧なタイミングすぎる」

Techinsight

橋の上で飛び降りようとする女性を助けたジョン・ボン・ジョヴィ。監視カメラの映像が公開されると、「真のヒーロー!」と称賛の声が続出した

米ロックバンド「ボン・ジョヴィ」のフロントマン、ジョン・ボン・ジョヴィ(62)が、橋から飛び降りようとする女性を説得し、人命救助したことが分かった。公開された地元警察の映像には、ジョンが手すりの向こうに立つ女性に話しかけて橋の内側へ誘導すると、固いハグを交わす場面が映されていた。ジョンはその時、ミュージックビデオの撮影を行っていた。ジョンの勇敢な姿に、SNSでは「真のヒーロー!」「涙が出るほど感動した」と称賛の声が続出したが、一部では「ヤラセだ」「演出なのでは?」と心ないコメントも見受けられた。

橋から飛び降りようとする女性を説得したジョン・ボン・ジョヴィ。監視カメラの映像はこちら

米ナッシュビル警察署が現地時間11日、市内のカンバーランド川に架かるジョン・シーゲンソーラー歩道橋の様子を捉えた監視カメラの映像を公開した。

すでに削除されたYouTubeの動画では、橋の欄干の外側に立つ女性のもとに、ジョン・ボン・ジョヴィがゆっくり近づく様子が映っている。

映像は10日午後に撮影されたもので、偶然にもジョンは橋の上で、楽曲『The People’s House』のミュージックビデオを撮影していた。

ジョンはスタッフと思われる女性と共に歩み寄り、欄干の向こう側に立つ女性に落ち着いた様子で話しかけた。

女性は振り向いて2人の話を聞き、少し経ってからジョン達に手助けされて欄干を乗り越え、橋の内側へ戻った。

その後、ジョンは女性の両肩に手をかけて何か言葉をかけて、固いハグを交わした。その後も女性に声をかけ、彼女の肩を抱きながら撮影現場の方に歩いていった。

ナッシュビル警察署はXで、ジョンに感謝の意を表した。

「ジョン・ボン・ジョヴィと彼のチームに感謝します。彼らは火曜日の夜、シーゲンソーラー歩道橋で女性を助けてくれました。ボン・ジョヴィがカンバーランド川に架かる橋の上で彼女を説得し、安全な場所まで連れていってくれました。」

そして「『お互いの安全を守るためには、私たち全員の力が必要なのです』-ジョン・ドレイク署長」と付け加えた。

ジョンの勇敢な姿が公開されると、SNSでは絶賛の声が多く寄せられた。

「ジョン・ボン・ジョヴィは世界最高のロックスターであり、今やヒーローだ!」
「涙が出るほど感動した。困難の続くこの時代に、彼の行動には本当に愛を感じる。よくやったジョン。共感と優しさを体現する、素晴らしい例だ。」
「これ以上ないほど、彼が大好きよ。真のヒーローであり、素晴らしい人物だわ。」

しかし一方で、「これはヤラセだ」「撮影のために用意されたのでは? 最近はフェイク画像が多いし」「演出だよ。完璧なタイミングすぎて、ジョンが橋の上にいるなんてあり得ない」といった心ないコメントも見受けられた。

ある関係者は、当時のジョンは偶然にも撮影中で、取り乱している女性に気付いたことを米メディア『Page Six』に語っている。

また、ジョンは自身が創立した「ジョン・ボン・ジョヴィ・ソウル財団」のために、危機的状況にある人々との交流について幅広いトレーニングを受けているそうだ。

同団体の公式サイトでは、その活動目的について「社会サービスや職業訓練プログラムを支援し、手頃な住居や食料を提供するプログラムを通じて、飢餓、貧困、ホームレスの影響を受ける人々の人間的可能性を認識し、最大限に引き出すこと」と記している。

今回の件について、ジョンや彼の代理人からはコメントが出されていない。関係者によると、ジョンは感情的に不安定な状態にある個人を尊重するため、声明などは発表しないという。

画像2枚目は『Metro Nashville PD X「A shout out to @jonbonjovi & his team for helping a woman on the Seigenthaler Ped Bridge Tue night.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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