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実写版『ヒックとドラゴン』、「アニメ版を観ていなくても楽しんで」 ─ ヒクドラのファン層拡大へ

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実写版『ヒックとドラゴン』は、アニメ映画シリーズのファンはもちろん、アニメ映画シリーズを未見でも楽しい作品のようだ。劇中の音楽を手がける作曲家のジョン・パウエルが米のインタビューにて語っている。

アニメ映画『ヒックとドラゴン』は、イギリスの人気児童文学をもとに、気弱な少年ヒックと傷ついたドラゴンのトゥースとの出会いから、その奇跡の友情と大冒険をに描き、人気シリーズへと成長した。シリーズ3部作の監督ディーン・デュボアが実写版でもメガホンを取り、ヒックの父ストイックの声を務めたジェラルド・バトラーが、実写版でもストイック役で復帰している。

パウエルもまた、アニメ版と実写版両方に関わる製作陣の1人。「アニメ映画を観たことがない人たちにも、アニメ映画を観た人たちと同じようにこの物語を楽しんでもらいたいし、アニメ映画が好きで観たことがある人たちにも、同じ物語のこの拡大版を味わってもらいたいです」とコメント。シリーズのファンにも、これからファンになるであろう層にも届いてほしい想いを述べている。

すでに公開されている予告編映像やは、アニメ版の再現度やリアリティに大きく息を呑む。一方で、実写版の音楽を手がけるにあたって、パウエルは「音楽の多くは同じですが、時には少し違った方法で、時には大きく異なる方法で機能させる必要がありました」と新たなアプローチも模索したという。

「実写というのは芝居です。何年もの間、”アニメ版を作るのと実写版では何が違うんだろう?”と常に訊かれました。私もよく分からなかったのですが、今となっては理解しなくてはいけないんです。というのも同じものが非常に似たようなシーンで、全く同じようにうまくいくこともあるけれど、少し違った形で繋がるように変えなければいけないものもあるんです。だって実写版だから。本当に微妙なことをやらなくてはいけないし、微妙ではないものもいくつかあります。だから、もう一度見直すのは良いですよ。」

数々の映画音楽を手がけてきたベテラン作曲家のパウエルは、『ウィキッド ふたりの魔女』にて第97回の作曲賞にノミネートされている。実はこの度のアカデミー賞ノミネートはパウエルにとって『ヒックとドラゴン』1作目以来となる。『ウィキッド』に続いて、『ヒックとドラゴン』でも楽しめるパウエルの音楽は作品の世界観を大きく広げてくれるものとなりそうだ。

実写版『ヒックとドラゴン』は、2025年6月13日に米国公開予定。

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