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アルツハイマーデーイベント 「コトバとオト」読み語りコンサート【四街道市】

チイコミ!

アルツハイマーデーイベント 「コトバとオト」読み語りコンサート【四街道市】

四街道市の市立図書館と地域包括支援センターが昨年から共同開催している読み語りコンサート「コトバとオト」が、9月23日(月・休)に行われます。

当事者の声を多くの人に届けるために

四街道市地域包括支援センターの担当者は、日々高齢者の総合相談窓口として認知症の相談にも応じる中で、認知症に対する偏見や誤解から家族や当事者が苦しんでいると感じていました。

認知症の方が今までと変わらずに暮らし続けるには、周りの人々の理解が必要不可欠。

認知症になっても安心して生活していけるように、ここではさまざまな活動をしています。

一方、図書館でも、9月のアルツハイマー月間(認知症の啓発月間)に合わせて関連書籍の紹介コーナーと展示を計画。

しかし、より一歩踏み込まないと届かないのではないかということで、昨年からピアノの生演奏を入れた読み語りを、地域包括支援センターと共同で開催しています。

前回開催時の様子。 来場者からは「勇気が出ました」「ぜひまた開催してほしい」などと感想が寄せられました

アットホームな空間で音楽の力の借りて

今回語られる『できるとできないの間の人』の著者、樋口直美さんは自身もレビー小体型認知症を患っています。

なかなか聞くことのできない当事者の言葉を、文章を読むのとはまた違った形で受け取ることができます。

著者がコロナ禍の生活で感じたことなどが、優しい文章で表現されています。

中でも「認知症の方が社会で居場所を取り戻すための、三つの提言」は、ぜひ会場で聞いてもらいたいそう。

即興で奏でられる音楽も語りと調和し、心を揺さぶります。  

語りの安井広子さん
ピアノ演奏の益山真理子さん

「アットホームな環境で、みんなで作り上げる会にしたい」と担当者。

今年はより深化させるために、終演後に感想などを共有する「プチオレンジカフェ(認知症カフェ)」を開催することに。

今回のイベントから、認知症への正しい理解が広がっていくことが期待されます。

認知症は誰もがなる可能性がありますが、その当事者や介護を担う家族に対しての理解はなかなか進んでいないのが現状です。

一人で抱え込んだり、地域から孤立したりしないように、このイベントをきっかけに認知症のことを一緒に考えてみませんか。

各地域包括センタースタッフとボランティアスタッフの皆さん

日時/9月23日(月・祝)午前10時30分~11時30分
会場/四街道市立図書館 児童室
定員/40名(先着)
参加費/無料
申し込み方法/電話または下記フォームから(~9月13日)
https://forms.gle/Lwv2997c8U4k352T9
電話番号/043-420-6070(午前8時30分~午後5時15分)四街道市地域包括センター
主催:四街道市地域包括センター/みなみ地域包括支援センター/千代田地域包括支援センター
協力:四街道市立図書館/四街道市高齢者支援課/四街道ケアセンターそよ風/認知症の人と家族の会千葉県支部

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