宮小路・青物町に新しい風 変化を伝える23の顔ぶれ
昨年だけで約10軒の新店舗がオープンした小田原市の宮小路・青物町エリア。歴史ある街に新しい風が吹いている。変化の様子や個々の店舗の魅力を探ろうと、タウンニュースは同エリアを探訪した。まちの今と新旧入り混じる23店舗を紹介する(詳細は二次元コードから)。
アクセスは、小田原駅から歩いて約10分。国道1号と旧東海道に囲われた小さな区域に個性豊かな個人店が軒を連ねる=地図。駅から遠いにもかかわらず、あえて同エリアを選んで出店・営業を続ける店主たちと、そこに通う客たちとの間には独特の一体感が漂う。
居酒屋、スナック、バーなど3軒ほど飲み歩けば誰でもその一員に。名前も知らない客同士で顔見知りになる。ステーキや寿司、ワインなど美食を楽しむ専門店もあれば、カフェで憩いの時を過ごすも良し、お土産店やゲストハウスがあるため、観光客との交流を楽しむのも一興だ。
小田原の総鎮守「松原神社」に守られる同エリアは、年に一度の例大祭で熱狂が渦巻く。古くから続く文化に、個性豊かな若者の感性が組み合わさり、街全体で活性化の気運が高まっている。店同士のコラボイベントが定期的に開催されるなど、今年も宮小路・青物町から目が離せない。