【CP+2025】ソニー「FE 16mm F1.8 G」は、初対面のインド人と盛り上がれるくらい魅力的…!
現在パシフィコ横浜で開催中の「CP+2025」だが、ソニーが直前に新型レンズをサプライズ的に2本発表! そのうちの1つが「FE 16mm F1.8 G」だ。フルサイズ用の大口径な超広角単焦点レンズである。
もちろんソニーブースではタッチ&トライ可能! さっそく試してきたが、良すぎてその場で初対面の人と盛り上がってしまったレベル。
・革命的に小型軽量
ソニーブースではカメラにセットされた状態での撮影体験が可能だった。自前のSDカードを持ち込めば、データを保存して持ち帰ることも可能。私が並んだ列はα7CRに装着されていた。自前のカメラに装着してのトライはできなかったが、十分だろう。
それにしても、16㎜でこの大きさ……! まるで50㎜単焦点のようなサイズ感だ。フィルター径は67㎜で、最短撮影距離は15㎝だが、これはAFの場合で、MFだと13㎝まで寄れる。
ボタン類はよくある感じ。重さは驚異の304gとのことで、「FE 20mm F1.8 G」よりも広角なのに軽い。
トライエリアでは、その場からモデルや置かれている花を被写体に試し撮りが可能。16㎜ともなると少し離れた人物の顔はかなり小さくなるが、そこはGレンズ。いうまでもなくバシバシとピントが合う。
こちらjpegの撮って出しだったのだが……当サイトは掲載画像の1辺を最大で1200pxにしなければならないため、縮小せざるを得ない。つまり画質や解像感については何ら参考にできない。
ということで、上の写真の中心付近を等倍表示にしたものをスクショしたのがこちら。ISO160、f1.8で撮影したものだ。多少なりとも、よく解像していることが伝わるのではなかろうか。
このレンズは動画をとても意識しているようで、フォーカスブリージングが抑制機能を使うまでもないレベルで凄まじく抑えられている(もちろん、機能を使えばさらに抑制される)点も特筆したい。Vlogを撮る層には大いに需要が出るだろう。
明るい超広角単焦点というと星景写真でも使いたくなるが、そこについては未知数だ。中心部は問題ないと思うが、周辺部でサジタルコマフレアがどの程度出るのかは、会場の環境では試せなかった。
なお、個人的にはフォーカスリングが少し軽めに感じられた。星のような極小の被写体にマニュアルでピントを追い込む場面では、他のレンズに一歩ゆずるかもしれない。しかしAFの精度が非常にいいので、極めて限られた状況を除き、問題にはならないだろう。
想定価格は約14万円とのこと。スペック対価格的に、非常に魅力的なレンズだ! ちなみに私が試し撮りしている際に、おもむろに後ろから某S社の超話題の某カメラを供与されているインド人の方がやってきて、流れで一緒に「FE 16mm F1.8 G」をトライし合う感じになった。
せっかくなので彼にも意見を聞いたが、信じがたいほどに軽く小さくよく写ると驚愕しており、だいぶ盛り上がってしまった。つまり、思わず見ず知らずの人と国際交流してしまうくらいテンションが上がるレンズってこと。
参考リンク:CP+2025
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.