年末交通事故防止 両区で啓発活動 飲酒運転に警戒
年末は例年、交通事故が増える時期。また、飲酒の機会が増えるためか、飲酒運転の件数も多くなるとされる。そこで栄警察署、港南警察署は12月12日と13日にそれぞれ啓発キャンペーンを実施した。
栄は恒例「大根配り」
栄署管内では12日、栄交通安全協会が主催の「大根配り」が行われた。「飲酒運転”大根”絶」とかけたダジャレで毎年開催されている企画。今年は栄署、区役所、栄安全運転管理者会、栄交通安全母の会が参加した。参加者らは栄区産の大根120本を「栄区役所入口」交差点付近で信号待ちのために止まった車の運転手に対し配布。「飲酒しての運転はやめましょう」と呼びかけた。また、今年は11月から「自転車の酒気帯び運転」が罰則の対象に加わった。これをうけ自転車に乗る人にも大根を配布。活動を終え栄交通安全協会の森克巳会長は「飲酒運転がなくなることを願う」と話した。
なお、栄署管内では今年、飲酒運転による事故が1件発生している。
港南公会堂前で呼びかけ
港南署管内では13日、港南公会堂前広場周辺で「年末の交通事故防止運動」が行われた。当日は、港南交通安全協会、港南交通安全母の会ら、12の団体・企業が参加。歩行者や自転車に乗る人たちに対して、交通安全について呼びかけると共に、チラシやウエットティッシュ、パンジーなどが配られた。
11月末時点で比較して、人身事故が昨年から20パーセント減少している港南署管内。徳原太朗署長は「運転する人と歩行者の両者に交通マナーを守る意識を持って欲しい」と呼びかける。港南交通安全協会の内倉忠勇会長は「年末は人の流れが変わる。道路だけでなく、駐車場での事故にも気をつけて欲しい」と話した。